めぐみたちの罠
「彼女たちお店に入ったわ」
「どこですか?」
「居酒屋浜魚よ」
「OKです。すぐ行きます」
「一人で行くの?」
「あはは」
亮が電話を切ると美喜の手を引いた
「美喜さん居酒屋さんに行きますよ?」
「本当、うれしい」
亮は飯田に電話を掛けた。
「今、罠を掛けた彼女たちが浜魚に入りました」
「わかったぞ」
「僕も今から入ります」
「おお、好きなもの食べてくれ私の店だ」
「はい」
「それと、後藤田組は手榴弾から
マシンガンまで持っているそうだ
気をつけろよ」
「やはり、ありがとうございます」
亮は美咲に電話をかけた
「例のセントビルの陰のオーナーは後藤田組だそうです」
「えっ?こっちにはそのデータが無いわ、ありがとう」
「それと、上原建設の爆発させた物は分かりましたか?」
「手榴弾だったわ」
「そうですか。後藤田組はかなりの武器を持っているそうです」
「はい、中野の組事務所を調べる準備をしてる」
「あの、歌舞伎町二丁目のマンションに後藤田組が
部屋を借りています」
「そ、そうなの?何処?」
亮は郁美と一緒に行ったマンションの住所を教えた。
「美喜さん、相手がヤバそうなので準備してください」
「はい、手裏剣と特殊警棒くノ一セット」
美喜はバッグの中を覗いていた。
亮が美喜と浜魚に入って名前を告げると
理恵たちの後ろの席に案内された
二人は亮たちに気づかず普通のおしゃべりをしていると
隣の三人組の一人が声をかけてきた
「ねえ、隣同士だから一緒に飲もうよ」
「いいよ、おごってくれる?」
めぐみが答えると男が答えた。
「OK」
理恵はその男の目を見ると
充血がひどく顔が紅潮していた
「めぐみ」
「うん」
「ちょっとトイレ」
めぐみがうなずくと二人は席を立った。
「これを飲むと、目的の男たちのDNAに反応して
興奮して目が充血してきます」
亮の言葉を二人は思い出した
「亮の言った通りだね」
「うん」
二人は亮に渡された香水とスーパー口紅を
塗ってトイレから出てくると
亮がトイレの前に立っていた
「お疲れ様」
「亮!!」
「何時に来ていたの」
理恵とめぐみが声を上げると亮は小さな声で言った
「うん、さっき来て後ろにいるからね」
「ああ、よかった」
「たぶん二人の飲み物に睡眠薬か
覚せい剤を入れているはずだから、
飲まないでください」
「やだ、怖い」
「その代わり、やつらは質問されると
何でも答えるから
どんどん質問してください」
「はーい」
二人はⅠCコーダーのスイッチを入れ
亮に向って笑って敬礼をした
「亮信じているからね。守ってね」
二人は心で囁いていた
「はい、大丈夫です」
亮は優しい目で二人を見つめた
「おい、今のうちだ」
ホスト風のイケメンの男が金髪の男に
指示をして理恵たちの飲み物の中に白い粉を入れた
「昨日の娘たちより何十倍も可愛いですね」
耳にピアスをつけた男が口からヨダレが出そうな顔をして
リーダー格の男に言った
「ああ、今日は2発づつは出来るな」
「俺はそれに口の中に1発出せます」
金髪の男が股間を抑えた
「おい、立っているんじゃねえか」
「ははは、さっきから半立ちなんですよ」
「実は俺もだ」
「あの、あの巨乳たまんないです」
「ああ、綺麗な足もしているよな」
「俺ケツの穴に入れていいすか?」
ピアスをつけた男が外から見ても分かるくらいに
股間を膨らませて言った
「ああ、好きにしていいぞ、下田さんが喜んでいたから
今日はもっと派手にやろうぜ」
リーダー格の男は部屋の鍵を見せて笑った
トイレから戻ってきた理恵とめぐみの二人が席に座り
亮が美喜の前に着くとイヤフォンを耳に入れた
「ねえ、亮さん。後ろの男達飲み物に何か入れていた」
「了解」
「ところでいつ注文したの?」
美喜はテーブルの上に料理を見て言った
「ああ、勝手に持ってくる」
「うふふ、じゃあ乾杯」
美喜がジョッキを持って乾杯をすると
その後ろではグラスを落とす音がした
「あはは」
亮が後ろを振り返って突然笑った。
「どうかしたの?急に」
美喜が不思議そうな顔をして
ビールを一口呑んだ。
「予定通りだ」
後ろの席の理恵たちは
店員を呼び大騒ぎで床を拭いていた
「ちぇ、せっかく入れたのに」
金色に髪を染めた男が悔しそうに言うと
「しっ」
リーダー格の男が金髪男の止めて言った
「さあさあ、一緒に飲みましょう」
五人は新しく運ばれてきた飲み物をもって乾杯して
それぞれが飲み物を飲んだ
「理恵です。ヤマト美容専門学校に行っています」
「めぐみです。同級生です」
二人は下後心のある男たちに自己紹介を始め
めぐみは大きな胸を突き出した
「さとしです、歌舞伎町で働いています」
ホスト風のリーダー格の男が挨拶をすると
めぐみが拍手をした
「きゃ~イケメン」
「でも。私たちお金が無いからお店いけない」
「いやいや、君たちがあまり可愛いから誘ったんだよ」
「ありがとう~」
「○日大学三年のテツです」
次に金髪の男がおどけて挨拶をした
「うそ~、大学生に見えない覚醒剤でも売っていそう」
理恵が言うとテツは理恵の言葉に
ドキッとして笑ってごまかした。
「あはは」
「ともです、埼玉の三流大学生です。
遠くてほとんど学校行っていません」
「あはは、卒業しないと親が泣くわよ~」
めぐみ大声で叫んだ
それから、しばらくすると
亮のつけているイヤフォンから声が聞こえた。
「先ほどの飲み物覚せい剤反応あり、
全員配置につけ」
野太い声が聞こえた
「まだ早いです。もう少し待てください」
亮の上着の袖口にあるマイクで話をした
「了解」
イヤフォンの奥で低い声で聞こえた
「ねえ、いつもこうやってナンパするの?」
理恵が聞くと金髪のテツが答えた
「いや~今日は優しいほうだよ。
昨日はいきなりレイプだからね」
「はい~??」
理恵が声を上げた
「何言っているんだよ。ばか!」
さとしがテツの頭を引っ叩いた
「昨日の女はブスでチンコを立てるのが大変だったよ」
今度はともが言った
「毎回レイプ?」
理恵が嫌な顔をした
「いや。上の人にヤマトの学生を
レイプをしろって命令だったんで、
あなたたちは合意でしたいな」
さとしが穏かに話を始めた
「あっ、来た来た。亮の言う通りだわ」
理恵がめぐみの耳元で囁くとさとしに聞いた。
「誰の命令なの?さとしさん」
「はい、後藤田組の若頭の下田さんの命令です」
「キャーやくざ。こわ~い」
「あはは、でもやくざさんがバックについていると
いい事も有りますよ」
「そうなんだ、会って見たいなあ」
理恵が言うとめぐみがうなずいて言った。
「うんうん、なんかやくざの愛人ってかっこいいよね」
「さとしさん、下田さん呼びましょうよ。
この娘たち合意みたいでレイプになりませんよ」
「うん、レイプは出来ないわよ。
乱交しましょう。乱交5P」
めぐみがさとしの手を握って言った。
「OK、OK」
「そうそう、やくざさんて気持ちよくなる
薬持っているんでしょう、それをやってエッチしたい」
理恵が色っぽい目でテツを見つめた
さとしはうれしそうな顔をして外に出て下田に電話をして
事情を説明した。
「しょうがねえな、一発抜くか。昨日も面白かったしな」
「はい、とにかくいい女で好き物そうなんですよ。
それで例のものを」
「ああ、もっていく、シャブ中にして
キャバクラで働かせよう」
「はい」
さっき郁美と見に行ったサンマンションの
10階の部屋の電気が消えると担当の
捜査員の無線を美咲が聞いた
「こちら、C斑マルタイ出かけます」
「了解、5分後突入してください」
「C斑、了解」
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「理恵ちゃん、めぐみちゃん。
今紹介したい人が来るからね」
「はいっ?本物のやくざ?」
「うん」
「かっこいい」
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「殿」
美喜が悪ふざけで亮の事を読んだ
「なに?」
「見て、周りの女性があなたを見ているわ」
亮は周りを見渡すと次々に女性と目が合った




