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一文字の報復

堀江が口を開いた。

「確かに私は教育者だが、一葉学園の

 教育方針は間違っている」

前田が言うと一文字は机を叩いた。

「私はこんな事で自分の道を誤りたくない」

品川が強く答えた。


「一文字さん、揉め事は別な場所でしていただけませんか。

ここは私どもの会社です」

そう言うジュディの顔を一文字が睨みつけて言った

「覚えていろ!あんたのパートナーのDUN製薬が

ひどい目にあうぞそれだけじゃない、松平亮もだ」


一文字がドタドタと足音を立てて事務所を出て行った

上原はジュディに握手を求めた

「この学校の理事長はあなたしか出来ません」

上原は涙を眼に涙を浮かべながら言うと

ジュディはうれしそうに返事をした

「ありがとうございました」

上原は何度も頭を下げながら事務所を出ると

娘の待つホテルに走った


~~~~~~~~

「亮、逆転ホームランよ」

ジュディは興奮して電話をしてきた

「はい、追加点はまだ続きます」

「でも、一文字は気になる事を言い残して帰ったわ」

「気にしないでください、大丈夫です」

「はい」

亮は美喜に事の次第を話すと

美喜が亮とハイタッチをした

「家族か」

そうつぶやいて美喜が上原の入って

いったホテルを見つめていた

~~~~~~~

そこへ劉文明から亮に電話があった

「今夜7時から赤坂ホテルで

パーティがあるんだが来ないか」

「えっ?日本にいるんですか?」

「うん、来るだろう」

「もちろんです」

亮は気のない返事をした


「麗華が来るぞ、どうする?」

「わかりました、行きます」

亮は口うるさい麗華に後でとやかく

言われるのが嫌なので行く事をした


「そうだ、中国人が多いから

日本美人を何人か連れてきてくれ」

「はい、分かりました」

亮は文明の電話を切ると美喜に声をかけた。

「美喜さん、今夜パーティがあるんですけど」

「行く行く」

美喜はうれしそうに答えた


「最近こき使って済みません」

「ううん、毎日充実しているから楽しいわ、

それに最近人前に出るのが楽しくなってきたわ

もうモデルの世界に戻る事は無いのに」

「いいえ、美喜さんが新しい自分に

変われば良いんじゃないですか」

「うふふ」


亮は時計を見ながら立ち上がり会社へ向かった

「じゃあ、今夜」

亮が会社に着くと真田が社長室へ呼び

ヤマト美容専門学校の詳細を聞いた

「良くやったな」

「はい」

「團会長と話をしたが、やはり

ストレートHDの役員を

入れることは認めないそうだ」


「もちろんです」

「それと厚生労働省の話はしばらく待てとの指示だ」

「わかりました」


~~~~~~~~

「畜生!みんな裏切りやがって」

一文字は六本木の事務所に戻って

机を蹴飛ばして怒鳴り散らしていた

「一恵、阿藤先生にヤマトに

圧力をかけるように伝えろ」

「どんな理由で?」


「岡本が入手したヤマトの

決算書に不正経理を乗っけて

来年の補助金を減らさせろ」

「分かりました」

「それと、ヤマトの学生を何人かレイプしてやるか、

ついでにマテリアの従業員に麻薬をやらせてやる」

一文字は興奮のあまりとんでもない事を考え始めていた


「社長、明日の一葉学園の理事会はどうしましょう?」

「ああ、休む。こっちの方が大事だ」

「わかりました」


それから、しばらくすると

ジュディのところへ文部科学省から

出頭命令の連絡が来た

「亮、文部科学省からうちの学校に

問題があると連絡が有ったわ」


「一文字が政治家を使ったんでしょう」

「はい」

「問題が無ければ大丈夫ですよ」

「それと岡本さんが辞職したわ」

「そうですか。それも一文字の命令ですね」


2時50分に

亮は六本木のストレートホールディングスに

真田らと着き会議室へ通された一文字は

会議室の奥の席に座り亮達を向い入れた

「わざわざ、出向いていただいてありがとうございます」

「はい、昨日のお返事いたしたいと思います」

真田が口火を切った


「どうぞ」

「昨夜、会長とネット会議をした結果、

御社との提携メリットがありません」

真田が話すと一文字は真田を睨みつけ

一文字が大声を上げた

「なんだこら、今なんと言った」


「弊社は提携をする意志が無いとお答えしました」

「わかった、それでは臨時株主総会を

開いて皆さんの意見を問いましょう」

「どうぞ、召集までには2週間かかりますが」

一文字は真田の冷静な態度に怒りがこみ上げてきた

「じゃあ、そうさせてもらいましょう」

一文字は机の上に足を乗せた


「それより私どもの株を今売って

利益を得たほうが得策ではないですか?」

亮は真田より冷たく言い放った

「うるさい!」

一文字は机を叩いた

「では提案です」

亮は上目遣いに一文字に言った。


「ん?」

「あなたが株主である証明の株主名簿の

申請書類はまだ弊社に届いておりません、

という事は最低でも後2週間以上かかります」

一文字はおどろいて西の顔を見た

西は黙ってうなずいた。


「したがって、弊社はあなたを株主とは認めません。

お承知おきください」

「時間稼ぎか?」

「そう取ってもらっても結構です」

「どうせ、新株を発行して銀行にでも

買わせるんだろう」


亮は返事をしないでニヤリと笑った

「ああ、まだお分かりになっていないですね。

あなたが社長をお辞めになるべきでしょう」

「なに馬鹿な事を言っている!」

一文字は亮に飛び掛りそうになり

それを周りの人間が止めた


「では、二週間後に・・・」

亮たちが会議室を出ると大声で怒鳴った

「殺せ!松平亮を殺せ!!」

一文字は椅子を蹴飛ばし

「一恵、後藤田を呼べ」

「は、はい」


一恵はすぐに後藤田に電話をかけ

一文字の住んでいるマンション棟に

後藤田を呼んだ。

後藤田は広域暴力団松川会系の

武戦派の後藤田組の組長で

やくざのイザコザに必ず現れる人物だった。


「後藤田さん、黙らせて欲しいのがいる」

一文字は名刺を渡し500万円をテーブルに載せた

「それは手付けだ、残りは仕事が終わってから払う」

「ずいぶん気前がいいですね」

身長が180cm以上のがっちりして

目つきの鋭い後藤田が笑った


「急いでやってくれ」

「黙らすだけでいいですか?」

「それは任せる」

「分かりました」

後藤田は500万円をセカンドバックに詰め込み

部屋を出て行った


「社長、殺すんですか?」

「それはやつらが決める事だ、関係ない」

一文字は殺人教唆を避ける言葉を言った。

「はい」

一恵は不安そうな顔をして頭を下げた

~~~~~

「やったな」

会社に戻った真田は亮の肩を叩いた

「はい、でも一文字は黙って引くでしょうか?」

「ああ、やつの事だどんな方法を取ってくるかだな」

「はい」

亮は元気なく返事をして社長室を出ると

智子を誘った。

「今晩7時に赤坂でパーティがあるんですけど

一緒に行きませんか」

「うんうん、行く行く」

「これで二人」

亮が小声で言うと直子は口をとんがらせた


「はいっ?私だけじゃないの」

「はい」

その夜、パーティの会場には

美喜、智子、直子そして友子がやってきた

「亮」

「友子さんお疲れ様です」

「ストレートHDの株主申請書は出してあるから

来週の月曜日には株主名簿に載るわ」


「ありがとうございます。でも早いですね」

「うふふ、それはあるルートで」

「そうですか、それは凄い」

亮は友子に握手を求めた

そこへ美喜が心配していた。

「上原さんたちよりが戻るかしら?」


「大丈夫です。奥さんに例の物を

渡しておきました、強力なやつを」

「あはは、媚薬ね、それなら大丈夫だわ」

「はい、今夜は再会を祝って激しい夜になるでしょう」

「じゃあ、例のグリーンコンドームは?」

「いや、上原さんには二人目が必要かもしれません」

「うふふ、亮ったら」

美喜が亮の肩を叩くとそこに後ろから恭子が声をかけた


「松平さん」

「ああ、山際さんどうして?」

「日中経済交流会なので、金融関係者も呼ばれているの」

恭子は直子の顔を見て頭を下げた

「松平さんこそどうして?」

「ああ、中国の友人に呼ばれて」


「そうですか、もしよかったら

当行の頭取を紹介します」

「いやいや、いいですよ。

僕はそんな身分じゃないです」

「でも、いつか役に立つわよ」


亮が腰を引いていると

「團、いや松平君」

内村昭二が声をかけてきた

その後ろには葉子が立って笑っていた

「あっ、社長」

「どうしたんだ?」

亮は内村が何を言いたいか察しがついた

「中国の友人が招待をしてくれて」

「あはは、そうか」


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