蝶の罠
「どうしよう。真理ちゃん大丈夫かしら?」
めぐみの顔色が変わった
「はい、後で連絡を取って
みてください。心配ですから」
「うん」
めぐみは心配そうな顔をして
亮の手を握っていた
~~~~~
山口は全裸で震えている真理に
長じゅばんを着るように指示すると
「もう帰らせてください」
真理は泣きながら頭を下げた
「帰りたいか?」
「はい」
「しょうがないな」
山口はため息をつくと
広島に目で合図を送った
「はい」
広島は返事をすると
真理の腕に注射を打った
「痛い」
そう言ったか言わなかったかの間に
真理の瞳が真っ黒になって
口が開いた
「どうだ、気持ちいいか?」
「はい」
山口が襦袢の上から
真理の胸を掴むと
「ううう」
と言って全身に快感を走らせて
体をよじり
「はい、もっと触ってください」
真理は山口を求めた
「広島、これは効くな」
「はい」
山口は真理の濡れた場所に太いバイブレータを
突っ込むと真理は声を出して横になったまま
ロボットのように腰を動かしていた
「さて、真理ちゃん。今から調教だ」
山口が不気味な顔で荒縄を輪にして
真理の首にかけた
ふらふらになった真理の体に
縄を縛り付けて強く引っ張るたびに
その痛みが快感になって真理が
うめき声を上げていた
山口の縛りは凄い速さで
亀甲に縛り上げ
手首に最後に手首を荒縄で縛ると
その先を和室の鴨居にかけ
真理を宙吊りにした
山口はさらに真理の片足を縄で吊るし
苦痛でうつろな目の真理をしばらく
責めていたが突然
「つまらん、この女はダメだ!」
そう言い放った
「何か色気が無いな若いばかりで」
その時山口は蝶の絵里子が言っていた
新人の事を思い出した。
「広島、今何時だ?」
「10時です」
「すぐに出かけるぞ」
「はい」
「この女は?」
「みんなで適当に遊んで、捨てこい」
「はい、ありがとうございます」
広島は若い連中に指示をすると
駐車場に走り玄関に車をまわした
「ああ、絵里子ママ」
「山口先生、どうしました?」
「例の新人の子まだいるか?」
「はい、いますよ」
「今向っているからな」
「はい、分かりました。お待ちしています」
電話を切った絵里子は
直子のところへ行くと耳元で囁いた。
「山口が今から来るわ」
「えっ、そうなんですか?」
「はい、準備しておいて」
「はい」
直子は亮に電話をした
「山口がお店に来るわよ」
「えっ、分かりました」
亮は自分の予想に反した山口の行動に
驚き不思議そうな顔で
めぐみを見た
「どうしたの?亮」
「山口が蝶に向っているようです」
「じゃあ真理は帰ったのかしら」
めぐみは真理に電話をした
そこへ森から亮に連絡が有った
「おい、山口が銀座へ向っている」
「はい、蝶へ行くらしいです。
それで車に女性は乗っていますか?」
「いや、一人だ」
「わかりました、蝶の前で合流しましょう」
「おお、分かった」
「亮たいへん、真理のスマートフォン切れている」
めぐみは心配そうに話をした
「真理さんはまだ山口の
家にいるかもしれません」
「はい、助けなくちゃ」
「彼女が山口の家にいるのは自分の意思かも
知れませんからうかつに
助けに行けないんですよ」
亮は経験上そう言った。
「そうか」
めぐみは口をとんがらせていた
「森さん、彼女逸見真理が
山口の家にいるんです。
戻ってもらえますか?」
「ああ、大丈夫だ早苗を見張らせている」
「さすが、ありがとうございます」
「めぐみさん、見張りに付いていて貰っているから
真理さんが山口の家を出たら分かりますよ」
「そう、良かった」
30分ほどで、銀座のクラブ蝶に着いた山口は
店の奥のVIP席にドカッと座って
絵里子が来るのを待った
「いらっしゃいませ、先生」
「おお、ほら早く新人の子を連れて来い」
「ちょっと待ってください、今日入店なのに
凄い人気でもう指名をもらっているんですよ」
「ほほ」
山口は期待で顔がほころんでいた
そこへ黒いドレスで身を包んだ
直子がやって来た
「おお」
「山口先生、こちらが直子ちゃんごひいきにしてね」
「直子ちゃんこちらが山口先生、よろしく」
山口は直子がかもし出す雰囲気が
自分の好みにぴったりで、腰を動かし
体をシートの脇に移動した。
「始めまして、直子です」
「おお、山口だ」
「宜しくお願いします」
そう言って直子は山口の右隣に座ると
今までの倍の強さの媚薬を飲んでいる
直子のドレスに隠された膝頭を見るだけで
山口の下半身が反応した
「直子ちゃん綺麗だね、いくつだね」
「ありがとうございます。27歳です」
「仕事は元看護師です」
「ほほう、看護師かいいなあ」
山口は看護師という人に尽くす職業の
女はマゾに調教しやすいと思ったからだ
「どうだ、会ったばかりだがアフターで寿司でも」
「本当ですか?嬉しい」
直子は山口の腕に抱きついた
「そうかそうか」
山口は嬉そうに直子の手を握ると
直子の裸とあえぐ姿を想像した
「先生はどんな仕事をなさっているんですか?」
「ああ、証券の仕事をな」
「素敵、株って難しいんでしょ」
「あはは、まあな」
「色々な会社の情報を調べたり、世界経済の
動向をしらなきゃいけませんよね」
「うん」
「外資系の企業が日本に増えている中
大きな資金運用が望めなくなっているわ、
だから不動産業はダメですよね」
「そうだ、君は良く勉強をしているね」
山口はますます直子が気に入ってきた
「ところで、君の彼はどんな男だ?」
「医者でした」
「別れたのか?」
「はい」
「どんな男だった?」
「調教されました。うふふ」
「ん?」
山口がニヤリと笑った
「本当か?」
「はい、今でもあそこの毛はツルツルです」
直子は山口の膝に手を置いて
耳元で囁いた
「あはは、それはいい。ただ楽しみは減ったがな」
「先生はそのご趣味があるんですか?」
「ああ、大好きだ」
「じゃあ縛ってくれますか?上手な人がいなくて」
「ああ、菱縄亀甲縛りを見せてやる」
「凄い」
直子は調子に煽ると山口は自慢げに話した。
「昔、背面縛りで骨折してしまった女がいたな」
「そうなんですか?」
「怖いか?」
「はい、でもあれはかなりきついけど束縛感があって
いいです」
山口は興奮して早く直子を縛りたくて
イライラしていた
「ところで、先生は大きな仕事の予定はお有りに?」
「ああ、企業買収だ」
「凄い何処ですか。私も株を買うわ」
「うーんここでは言えんな」
「あーん意地悪」
「私の家に来たら教えてあげよう」
「行きます。だから教えて」
「DUN製薬だ。株価が倍になるぞ」
「本当?」
「それで相手は?」
「うーん」
山口が困った顔をしていたが
直子の笑顔を山口の顔を見た。
「ストレートHDだ」
「ああ、人材派遣会社ですね」
「おお、知っているのか?」
「はい」
「他にも一葉学園も経営している」
「そうですか、社長さんがたしか」
「一文字大介だ」




