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亮襲われる

「えっ?何処ですか?」

「軽井沢の店だ」

「軽井沢は・・・。

ある女を探しているんです」

「それで?見つかったのか?」

「いいえ、その女の男を付けていたのですが。

翔峰にいるんですか?」


「とにかく、こいつらどかせ」

「はい」

清次は気の無い返事をした

「それでその男の名はなんて言うんだ」

「はあ」

「言え!」

「松平亮です」

「松平亮だって」

「はい」

「馬鹿やろう、あの人はうちの客人だ」


「えっ?そんな」

「それに裕子の彼氏だぞ」

「ヒロさんのですか?」

「そうだ」

「す、済みません」

「俺を怒らすなよ、誰のお陰で天竜組の

組長になれたと思っているんだ」


「わかっています」

「ところで、何があったんだ」

「はい、一文字という学校の理事長に頼まれまして」

「その女が何をしたんだ」

「葛西の山口さんのところへ秘書として

送り出したところ突然逃げ出したそうで」


「何か物でも盗んだのか?」

「はい、何か重要な物を持ち出したらしいんです」

「それで探しているのか?」

「はい」

「それなら警察に頼め!山口か・・・」

源一郎はため息をついた

「はい」

「そんなの放っておけ、

山口と付き合いなんかしたら

それこそ指定暴力団になってしまうぞ」


「はい、分かっています」

「連れ戻して女が殺されてもしたら」

「はい、ただ向こうから二人来ているので」

「そいつの名前は?」

「鴨志田敬三と田所良太です」

「とにかく、ここから離れさせろ。

裕子を怒らせるな」


「分かっています、昔ハサミで耳を

切られそうになりましたから」

源一郎は電話を切ると亮に言った

「亮さん天竜組に手を引かせました」

「凄いですね」

「今の組長はまだ若くて

子供のころうちで遊んでいました」

「はいっ?お父さんは

反社会勢力とお付き合いが?」

「いや、元々天竜組は

香具師の元締めで観光地の多い

長野を仕切っていて

一切悪い事をしていないんです」


「そうですか、じゃあ僕を脅迫したのは?」

「葛西の山口の所の若い衆の

鴨志田敬三と田所良太だそうです」

「わかりました、先にこちらへ来ていた女性が

追われているんです」

「何か山口のとこから大事なものを

盗み出したそうなんですが」


「いいえ、それは無いです。

彼女が山口の所に居たのは一時間くらいで

危険を感じて逃げ出したわけです」

「なるほど、では天竜組は騙されているわけだ」

「そうですね」

そこへ裕子から亮に電話があった

「亮どうしたの?」


~~~~~~~~~~~~~~~

「何をやっているんだ!まだ見つからないのか?」

一文字の罵声がとんだ

「はい、申し訳ありません」

鴨志田敬三はただ謝るだけだった

「お前は山口先生に頼んでうちの会社の問題処理係

として高い金を雇っているんだ」

「はい」

「松平はどうした?」

「女どもと遊んでいます」


「気に入らないな、たとえ屋島が見つからなくても

腹いせに痛い目にあわせろ」

「はい」

「屋島は、他へ移動した可能性があるな」

「あちこちに見張りをつけたので

逃げる事はできないはずです」


「とにかく、明日の朝までに見つからなかったら

他の方法を考えなくてはならない」

「わかりました、全力を尽くします」

一文字は電話を切ると天竜組の悪口を言った。

「まったく、役に立たない頭の悪い馬鹿どもめ」

一文字は秘書の一恵の胸を思い切り握った


「一恵他の女探せ」

「はい」

「もし見つからかったらお前を行かせる」

一恵の顔は血の気が引いて

ガタガタと震えていた


~~~~~~~~~~~~~

「ああ、お父さんの所で食事をいただいています」

「変なのが回りに居るみたいだけど」

「ど、どうして知っているの?」

「父いますか?」

「はい」

「代わって下さい」


亮は源一郎に電話を渡すと

源一郎は口元をふさいで後ろを向いた

「お父さん、今清次と話したら

屋島さんと言う女性を拉致して逃げられたのは

依頼者に話していないそうよ」


「なに?」

「だってあっという間に五人の若い衆を倒して

女性を連れ去ったのは素人じゃないから

本当はビビッていたんですって」


「じゃあ、團さんはプロって言うわけか、あはは」

「そうね、アメリカの警察で訓練うけたらしいよ」

「それは頼もしいな」

「ねね、聞いてお父さん」

裕子は子供のように話した。


「なんだよ」

「私ね、高校の時亮と会っていたんだよ。

ガソリンスタンドでアルバイトをしていた時

運命だよね」

「本当か!」

「うん、亮に代わって」

「おお」


源一郎が亮に電話を渡すと裕子が話をした。

「亮安心して、屋島さんは私が逃がしてあげる」

「はい」

「ライダースーツとヘルメットを持っていくから、

屋島さんに着替えてもらって」


「わかりました」

亮が電話を切ってホテルの外を見ると

数十台のバイクが走って

天竜組の車があっという間にいなくなった

「すごい、でも裕子さんどうしてこっちの

様子が分かったんですかね」

源一郎に亮が聞いた。


「うちの仲居が裕子の子分なんですよ」

「裕子さんまだ、レディースをやっているんですか?」

「はい、もう引退はしているんですけどね。

良くわかりませんあの世界は」

亮はみんなが食事をしている部屋へ戻ると

屋島と玲奈が隣に座り

その向かいに直子と美咲が座っていた


「亮何やっていたの?」

直子がおいしい物を食べてご機嫌な声で聞いた

「う、うん」

亮は屋島と玲奈がなかよく話をしている姿を見て

ホッとした。今この事態を打開するには

チームワークが大切な事を感じていたからで

亮が直子の隣に座ると直子が亮に聞いた。


「ねえ、山口って有名なサディストらしいじゃない」

亮は美咲の顔をみて話しかけた。

「そうらしいですね」

「私、潜入しようか?」

亮は直子がそう言うんじゃないかと

予想していたがいざ言われると

心穏やかではなかった


「だめですよ、危険だから」

「でも、山口を捕まえる物証が無いんでしょ」

直子は真剣に亮の役に立とうとおもっていた

「でも、本当に危険ですよ。何人かの女性が

行方不明になっているから」

美咲さん、我々を追っているのは

山口のところの鴨志田敬三と田所良太言う男です。

「了解、すぐに調べるわ」


「ねえ、山口って?」

絵里子と美也子は亮と直子話を聞いて来た

「聞こえました?」

「はい」

美也子が頬を近づけてくると亮が答えた。


「総会屋の山口厳介です」

「やっぱりね、うちのお客さまよ。

週に1回くらい来るわよね、ママ」

「そうね」

絵里子は昔さんざん黒崎に世話になっていたのにも

関わらず、黒崎が死んでからは横柄な

態度をする山口が嫌いだった。


「じゃあ私、蝶で山口と接触するわ、

いいでしょう絵里子さん」

「もちろん、直子さんいつでもいいわよ」

「駄目ですよ、直子さん」

亮は困った顔をした


「でも、証拠が取れるしSMは私の得意分野よ」

「ねえ、私達も直子さんを全力で

守るから何とかならないかしら」

美咲が亮に頭を下げた

「私も手伝うわ。潜入は私の得意分野だから」

美喜が言うと

「私も」

智子も手伝うつもりでいた


「俺も全力で守る」

森が太い声で言った

亮が悩んでいると直子が亮の手を掴んだ。

「亮、あなたがOKと言わなければ私達は動けないのよ」

みんなが亮の顔を見ると亮はうなずいた。

それを見ていた屋島と玲奈は

亮を中心とする仲間の団結の強さを見て

自然と涙が流れてきた


「分かりました、やりましょう。

僕は直子さんを守ります。命を懸けて」

「はい、池田直子頑張ります」

直子は亮に向かって敬礼をした

「私たちは何をしたらいいでしょうか?」

玲奈が上ずった声を出して言った。


「玲奈さんは一文字を騙し続けてください。

凄く大事な事ですよ」

「はい」

「私は?」

屋島が立ち上がると亮は待っていたとばかり答えた。

「山口邸の分かる限りの見取り図と話を聞かせてもらいます。

それと今からここを脱出してもらいます」

「今からから?」

「はい」


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