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テニス相手

「ああん、もうゴリ!」


亮は二人の様子を見て笑いながら会場を見渡すと

絵里子と目が合い手招きをして絵里子を呼んだ

「亮どうしたの?」

「絵里子さん六人の男の写真です」

テーブルに6枚の写真を広げた。


「わかったわ」

「ママこの人うちに来た事あるわ」

美也子が指を指した

「これは、前田丈治、平成未来大学教授ですね」

森が写真の裏を見ながら言った

「さすが銀座一のクラブですね。ママ」

亮が絵里子の顔を見て言うと絵里子が笑った。


「みんなそれなりの人たちだから

銀座に来ていると思うわ」

「そうですね。お願いします」

「はい」

絵里子は6枚の写真をスマフォで

撮って亮の手の握った。


「さあ、ママ、美也子さん。内村社長のところへ

戻ってください、寂しそうにしているから」

「はい」

絵里子が亮の目を見て立った


理恵が亮のところへ来て話しかけた。

「亮、明日ゴルフもやるの?」

「はい、理恵さんは?」

「私は見学。つまらない」

「そうかごめん」


「あのね、今日のお姉さん達

テニスクラブで凄い人気

 だったよ」

「あはは」

「今日加奈と美咲さんとテニスした人みんな

お金持ちで又東京でやりたいって」

「そうですか」

「もちろん亮もね」

「僕もですか?」


「うん、亮とペアを組んだ赤沢真紀子さん亮の事

凄く気に入ったみたいでママに話をしていたわ」

「ああ、そうか赤沢さん上手かったな」

「うん、DUN印刷の社長のお嬢さんだよ」

「あっ、DUN印刷」

「亮の会社と名前が似ているね」


亮は戦前、印刷会社と製薬会社は

DUNグループの兄弟会社だと知っていた

「昔はうちと同じ会社だったんです」

「そうなの?」

「はい、ちょっと待っていて」

亮はひらめいてあわてて秀樹のところへ行った。


「お父さんDUN印刷の株持っていますか?」

「ああ、100万くらい持っている」

「誰が?」

「お前だよ」

「えっ?」

「爺さんがお前の名義で持っていたぞ」

「本当ですか?」

「お前、爺さんに可愛がられていたからな」

「わかりました、ありがとうございます」


「おい亮」

「はい」

「あのモデルさん紹介してくれないか?」

「美喜さんですか?」

亮は美喜を指さした

「うん、そうだ」

美喜は直子と智子と葉子と

美咲と加奈を囲んでいる

男達と楽しそうに食事をしていて

亮は六人が仲良くしていて

とてもうれしかった

「はい」

亮は美喜のところへ行って

秀樹の所へ行くように伝えた。

「父が話をしたいそうです」


そして、加奈を内村に紹介をした。

「早田大学の今度四年の小畑加奈です」

加奈は緊張して深々と頭を下げた。

「社長、今日一緒にテニスをしてくれた加奈さんです」

「ああ、五島商事の内村です」

「よろしくお願いします」

加奈は緊張で手に汗をかいていた。


「加奈さん、緊張しなくて良いですよ」

亮は加奈の肩を叩いた。

「亮君、彼女をコネ入社させたいのかな?」

「いはいえ、そんな無理強いはしません。

最終面接までお願いできれば・・・」


「ああ、それならいい。後は人事部の判断に

任せる形で良いね」

「はい、それでいいですね。加奈さん」

「はい」

加奈は静かにうなずいた。


「社長、その代わり来期は五島商事に

100億円の売り上げを

立てる事約束します」

亮は真剣な顔をして内村を見た。

「わかった」


~~~~~~

「もしもし、どうした?」

一文字はやっと屋島の電話に出て

返事をした

「今山口先生のところへ行ったら、

突然身の回りの世話をしろと言われまして」

葛西の山口のところで有った事を一文字に

話すと強い言葉が帰って来た。


「そんな事は行っていないぞ、

先生は勘違いをしているようだ。

私のほうから話をしておく」

「ありがとうございます」

「屋島君、心配だから迎えに行こう、今何処にいる?」


「東京駅です」

「そうか、私はまだミーティング中だから

1時間ほど待ってくれないか?一緒に食事をしよう」

「はい」

屋島は一文字の優しい言葉でホッとして

八重洲の地下街の喫茶店ランブルで待つ約束をした


「先生すみません、屋島は今東京駅にいます」

一文字は山口に電話をした。

「そうか、逃げられてしまったな。

中々うまいな、あの女。あはは」

「先生が高慢な女をレイプしたいとおっしゃったので

何の話もしていませんでした」


「うん、それはいい。演技をしている女は詰まらんからな」

「はい、では後はお願いします。逆らうようでしたら

指輪をはめた手であそこをなでてやれば、おとなしくなります」

「ほほ、それは楽しみだ」


屋島はランブルでミルクティーを一口飲んで

さっきの出来事を思い出すと

山口の右手の薬指に一文字と

同じ指輪がはめてあるのを思い出した。


それは屋島が考えれば考えるほど鮮明に

浮かんできた。屋島の心は大きく揺れた

そして、一文字の電話を切る瞬間

電話の向こうから一文字とS〇Xをする時

必ず流す、ベースのきいた音楽が流れていた

事を思い出した

「あっ」

屋島は慌てて席を立ち会計をして中央口へ向うと

電話をかけた。

「もしもし」

「私屋島です」

「どうしました?屋島さん」

亮は屋島の電話を受けた。


「松平さん、助けてください」

「はい?」

「追われています」

「今何処にいらっしゃいます?」

「東京駅です」

「わかりましたでは、すぐに長野新幹線で

軽井沢に来てください」


「軽井沢ですか?」

「はい、僕は今軽井沢にいます」

「わかりました」

屋島は迷うことなく21時04分の

長野新幹線に飛び乗った

屋島は椅子に座っても息荒く

汗を額から流していた


~~~~~~~

「どうしたの?」

亮は玲奈の質問に答えた。

「屋島さんからです」

「えっ?」

亮は屋島が誰かに追われている話をすると

玲奈のスマートフォンが鳴った


「一文字からです」

「出てください」

「はい」

玲奈はスマートフォンの電話を受けた


「もしもし」

「あっ、一文字だ」

「お疲れ様です」

「うん、今軽井沢だな」

「はい」

「屋島が今大宮辺りにいる、連絡があったら

私に連絡をしなさい」


「はい、何かあったんですか?」

「いや、なんでもない。とにかく連絡を」

一文字は乱暴に電話を切った


「屋島さん今大宮にいるんですって」

「あっ、GPSだ」

亮は叫ぶとすぐに屋島に電話をした

「屋島さんスマートフォンの電源を切ってください。

 GPSで居場所がわかってしまいます。

軽井沢駅に22時に迎えに行きます」


「はい」

20時50分にランブルに着いた山口の部下達が

店の中を探し回って

山口に連絡をして状況を説明すると

山口は一文字に電話をした


「屋島は逃げたぞ」

「す、すみません。すぐに屋島以外の女を向けます」

「いや、いい。その代りあの女自由にさせてもらうぞ」

「はい、ご自由にしてください、

すぐに探し出してお届けします」

「わかった。1日待つ」

「はい」

山口はSM好きで以前女を責め殺したと言う

噂がたっており一文字は額に汗をかいて電話を切った


「亮どうして電源を切らせたの?」

玲奈が不思議そうに亮に聞いた

「彼女のスマートフォンはGPS機能が付いていたんです」

「あっ。場所確認」

「そうです。一文字は大宮までしか確認できていないので

長野へ行くか東北へ行くかまだ確証はないはずです」


「はい」

「今夜は屋島さんととことん話し合って、

こちらへの見方に付けましょう」

「はい、と言う事は彼女ともエッチするんですか?」

玲奈は悲しくなった。

「大丈夫です。しませんよ、玲奈さん」

亮はこんな時でも、やきもちを妬く

女性の気持ちが未だに解らなかった。


「ああ、良かった」

玲奈は嬉そうに返事をした

「玲奈さん妬いているんですか?」

「はい。あっ。大丈夫です一葉学園の

人にだけですから」

「はい」

亮はホッとした


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