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テニス前夜

「あはは、森さん偉い」

「すみません、屋島とお茶をしていました」

「おお、お疲れさま、さあ食べなさい」

「はい」

亮は席に座ると智子は肉を焼き始めた


「彼女とは何の話を?」

智子が気になっていた。

「今度食事をする約束しました」

「それだけ!」


「それでゴルフできそうか?」

秀樹は亮がゴルフのレベルが上がるのを期待していた。

「はい、今日三島さんに教わりましたから大丈夫です」

「そうか」

「ところでいくつで回ればいいですか?」

「初心者なら100以内で回れば立派だ」

「わかりました」

「亮さん、そんなに簡単に」

玲奈が聞いた。

「お前は子供の頃から一晩で物事を覚えて

しまっていたな、勉強でもスポーツでも」

「はい、ただ器械体操だけは筋力が無いので無理でした」

「あはは、なるほど」

智子が手を叩いた


「玲奈さん、一文字との連絡方法は?」

亮もう一度聞くとすぐに玲奈は答えた

「一日二回の電話報告と第二、第四土曜日に会議があります」

「第四土曜は明日ですね。誰が出席するんですか?」

「現在有名企業に雇われている人たち20人の報告会です、

人気アナウンサーも出席しています」

「えっ?」

亮は昔007に出てきた悪の組織

スペクターの会議を思い浮かべた

「その時にレポートを提出して一文字が

評価をするんです」

「なるほど評価ね」

「そして、その夜報酬を受け取って

ご褒美として一文字に

抱かれ最高の快楽を味わうんです。

でも亮さんはもっとすごいです」

玲奈は亮の首に手を回した

「なるほど、薬でも使っていたのか?」

秀樹は不思議そうな顔をした

「いいえ、玲奈さんの膣にICチップが

埋め込まれていたんです」

「うん?」

「そのICチップが微弱な電流を流す

ようになっているんです」

「電流?」

「はい電流が彼女のGスポットを刺激するんです」

「す、凄い発明だな」

秀樹は笑った。


「確かに凄いものです、このICチップは

障害を持った人の神経部分に刺激を

与えるのに使えるかも知れませんよ」

「なるほどな」

「亮は機械にも強いの?」

玲奈が驚いて聞いた

「MITの授業にも出ていましたから」

「どうやって?」

玲奈が不思議そうに聞いた

「キャンパスが隣りどうして、

大学同士で単位交換をしているんです」

「亮って凄いんだ」

智子が改めて亮のすばらしさに関心をした


「さて、俺は裏口から脱出するぞ」

秀樹は立ち上がった。

「はい、お疲れ様です」

「じゃあ、今晩試してくる」

秀樹は亮に向って笑って行った。

「お父様って素敵ですね」

「はい、いい父です」

智子の言葉に答えた。


「では僕達も裏口から」

VIPルームの奥のドアを開けると

エレベーターがあり

それに乗って1階の駐車場に出た

「玲奈さん今日のうちに東京を出ませんか?」

「どうしたの?」

「いや、明日朝のうちにゴルフの

練習をしようと思って」


「いいですよ」

「ああ、私も一緒に行くわ」

「いいですよ」

「何処に泊まるの?」

「父の持っている軽井沢の

会員制ホテルに泊まりましょう」


「じゃあ、行こう」

三人は新橋へ向かって歩くと

ビルの陰から突然玲奈に向って黒い影走ってきた

「キャー」

甲高い悲鳴が銀座の裏通りに響いた。


黒ずくめの男が

銀色に光る刃渡り10cm以上もある

包丁を玲奈の細いウエストに向って

突き刺そうとした瞬間、亮は玲奈の頭を持って


仰向けに後ろに倒すと

刃先は玲奈の服をかすっていった

亮は倒れている玲奈の前に立ちはだかった

「玲奈さん智子さん逃げてください」

二人はその場を10mくらい走って逃げると

立ち止まって亮を振り返って見た


亮は男に向って飛び掛り包丁を持った右手をひねり

手から取り上げると腕を固定した。

「あっ、今井部長」

手をねじられて

下を向いた今井は顔を上げなかった


「部長、これは二人の秘密と言う事で

このまま逃げてください」

「もういいよ、松平」

今井は松平の手を払い立っていた。

「お前がこんなに強いとはな、

何やってもお前に勝てないよな」


「何言っているんですか、もし彼女たちを

怪我をさせたら逮捕されますよ」

「良いんだよ、一緒に死ぬつもりだったから」

「そんな事、家族がいるじゃないですか」

「いや、玲奈には敵わないよ。あいつは

俺の知っている中で最高の女だ」


亮は立った一度の浮気で最高の女と言う

その言葉で今井が哀れになった

「じゃあな」

「部長、やけを起こしちゃだめですよ」

今井はうなだれで帰っていった


それを見ていた玲奈と智子が戻ってくると

智子が興奮して言うと亮は力なく返事をした

「警察呼んだけど」

「今井部長でした」

「どうしよう」

玲奈はしゃがみこんだ。


「もう大丈夫ですよ、警察が着たら犯人は

逃げた事にしましょう」

亮は手に持った包丁を

智子のかばんの中に入れた


警察が駆けつけると亮は酔っ払いが絡んで

驚いて電話をした事にして

10分ほどで警察は帰って行った

「すみません、私がすべて悪かったんです」

玲奈は泣きながら話をした

「いいえ、今井部長が純粋だっただけですよ」

「そうか、今井部長」

「なんですか?」


智子が何かを思い出して、智子は亮の耳元で囁いた。

「今井部長の奥さんが凄く怖いんですって」

「じゃあ、今井部長会社を辞めたら、

奥さんに殺されちゃうんじゃ」

「たぶん大丈夫よ」

智子は安心して言った。


「どうして?」

「今井部長会社辞めたがっていたから」

「そうなんですか?」

「奥さんの実家の工場の跡継が

なくちゃいけないんですって」

「そうですかなんか、ホッとした」

それを聞いて玲奈もホッとしていた


「さあ、智子さん玲奈さん帰りましょう」

亮はマンションに着くと

フロントに届いていたゴルフセットを

SUVに乗せて用意をしていると

葉子の声が後ろから聞こえた


「楽しそうね」

「あれ?」

「私も一緒に行くわ」

「あはは、智子さんが連絡したんですか?」

「うん、そうよ」

葉子が嬉しそうな顔をして亮のお尻を叩いた


「社長と一緒に行かなくていいんですか?」

「日曜日にゴルフなので明日はオフです」

「良かった色々相談があったんです」

亮はSUVの一番後ろのシートをたたんで

荷物を置く場所を作っていた

「私も連れて行ってください」

そこには美喜が立っていた


「あっ、美喜さん」

「こんばんは、引っ越しが終わったので

 ご近所さんです」

そこに不安そうな顔をして小畑加奈が立っていた。


「すみません、團さん」

「あっ加奈さん、すみません」

亮は女性ばかりで尻込みしている

加奈をみんなに紹介した。

「ああ、若くていいなあ~」

葉子が加奈をしみじみ見ていた。


智子、葉子、玲奈、美喜、加奈の

五人が車に乗り込む

といつも元気な葉子が声を上げた。

「では、出発!」

加奈はみんなと何の話していいか分からず

静かにしていると亮が気を使って話した。


「加奈さん、葉子さんは五島商事の

秘書課なんですよ」

「本当ですか?」

加奈はあこがれの会社の秘書と聞いて目を輝かせた。

「はい、もちろん秘書の勤務中はちゃんとしていますよ。

 今は羽を伸ばしているけど・・・」

「あはは、加奈さん。それは本当ですよ。

 葉子さんはしっかり仕事をしています」


東京の夜景を見ながら首都高速から

外環道を通り関越自動車道に出た頃には

おしゃべりの渦だった、運転をしながら亮は満足だった。

「みなさん楽しいそうですね」

「そうね、楽しいわ」

加奈の言葉に直子が答えた


「皆さんにお願いをしたいのですが」

「はい」

亮の頼みに五人が急に静かになった

「女の敵に反撃します」

亮がみんなに言うと直子が嬉しそうに答えた

「おお、秘密指令ね、隊長」

「はい」


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