パーティの効果
美喜は息荒く返事をした
「ううん、大丈夫。何度もいったからそれより、
あなたは終わっていないでしょ」
「うん、もう少し頑張ろうと思って、あはは」
「いいのよ、出して」
「うん」
亮は再び、美喜の中に入って
激しく腰を動かした
翌朝、深い眠りから美喜は目が覚めた
「おはようございます」
亮は美喜の顔を覗き込んだ
「あっ、おはようございます」
「朝ごはんできていますよ」
「ありがとう」
「ごめんね、勝手に冷蔵庫中の
物から作っちゃいました」
「ううん、うれしい」
ベランダから射してくる朝日をまぶしそうに
しながら美喜は自分が生まれ
変わったような気がした
「昨日良かったよ、亮さん」
「僕もです」
「仁さんが行った通りだわ」
「えっ?」
「素敵な男性だって」
「ありがとう」
「私、あなたのために何でもするわ」
「分かっているんですか?」
「はい、仁さんから亮さんが
困っているみたいだって」
「ありがとうございます。
ボディガードって聞きましたけど」
「うん、私強いのよ。忍者くノ一だから」
「忍者?」
「私の母親は甲賀忍者の末裔、
子供の頃から鍛えられてきたから
特技は格闘技と手裏剣投げ」
「という事は甲賀忍者53家の一家?」
「はい、詳しいいですね。末裔は子供の頃から
運動をさせられて剣道部はもちろん体操部、柔道部
高校ではそれぞれの運動部に入ったわ」
「道理で良い筋肉がついていたわけですね。
でもなぜハーフ?」
「うふふ、気になるわよね。父はアメリカ軍の軍人で
忍者が好きで祖父の経営する忍者学校に修行に来て
母と恋に落ちてしまったの、そして私を連れてアメリカに
帰ろうとした時、祖父が猛反対して私が日本に残ったの」
「それで、道場は?」
「私が家出して祖父の弟子が後を継いでいる、
最近では観光的になっているけど」
「そうか、一度おじいさんに会ってみたいです」
「うふふ、会いに行こう」
美喜は嬉しくなって腕を組んだ。
「実は僕の先祖は医者で薬を作っていたんです。
それで甲賀の薬を作る技術を学んだようです」
「そうなんですか、満更無関係じゃないのね」
亮と美喜は話が合って信頼関係が進んでいた。
「わかりました、ぜひお願いします。
お給料はどれくらい払えばいいですか?」
「お任せます、このマンションの
管理費高いんでしょう」
「はい、僕の給料の半分くらい。
それでCIAはいジェントの
年俸が1500万円+経費ですけど、
一般職の年俸は600万円で
それに準じて良いですね」
「そんなにいらないけど、
アルバイトをしなくて済むわ」
「えっ、何のアルバイト?」
「夜、弁当工場で働いています」
「なんだって?」
亮は御神の美喜への給料が少ないのに驚いていた。
「なぜそんなところに」
「だって、幸田美喜と知られるのが嫌だから」
確かに、時給の良いコンビニとか
ファミレスは顔出しで無理かも」
「それなら夜伽いたします」
美喜はそう言いながら顔を赤くした。
「ところで今どこに住んでいるんですか?」
「板橋区志村坂下」
「都営三田線の蓮根か池袋から
バスだから結構不便ですね。どうして?」
「家賃が安いからですよ!
あの男せいでお金が無いんだから」
「なるほど、では僕をガードするなら
近くに引っ越してきてください
僕が用意しますから」
「本当!」
「はい」
「美喜さん早速ですが、うちの会社の秘書の三島さん、
ジュディの秘書の岡本さんは、同じ大学の出身者で
彼女達が産業スパイをしているようなので、
その裏の組織を調べます」
「わかりました。それでその裏で
動いている組織を調べるわけね」
「でもかなり危険ですよ」
「わかっています。
でもスパイをスパイする仕事楽しいいです」
「わかりました。これを飲んでください」
亮は媚薬を渡した
「これは?」
「媚薬です、これを飲めばフェロモンが
出てきて男性を虜に出来ます」
「本当、素敵」
「それと、あなたの愛液が
使えれば凄い事になります」
「ありがとう」
美喜は亮のうっすらと伸びた頬をひげを撫でた。
「わかりました、私はあなたの物です」
美喜は優しく、まるでモデルのような
笑顔で微笑んだ。
「久しぶりだわ、ね。亮さん私の顔笑っている?」
「はい、とても綺麗に」
「うふふ、ありがとう」
「何がですか?」
亮は不思議そうな顔をして美喜を見た
「私、あの男が逃げた時から
時から笑うのをやめたの」
美喜は寂しそうな顔をした
「笑いましょう、
美喜さんはこのまま終わる女性じゃない」
「ありがとう、でもお金のために
夢の世界から落ちた女よ。
いまさら笑顔で人をだます事は出来ないわ」
「そんな事ないですよ、
今の美喜さん凄く素敵な笑顔しています」
「本当?」
「はい」
「いいのかしら、笑って」
「はい。それと僕の事を
亮と呼んでください」
「亮・・・。亮、亮」
美喜は大声で叫んで
亮に抱きついてキスをした
「ねえ、もう一回抱いてください」
「はい、後20分ですよ」
亮は時計を見て言った。
またフロントで違う女性と出るのが嫌だった
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9時前に亮は会社に出勤すると
今まで会釈しかしなかった
連中が微笑みながら挨拶をするのだった
「おはよう」
智子が亮に話しかけてきた。
「ねえ智子さん、みんなの様子が違いますよ」
「あはは、そりゃそうよ。
憧れのローラン・ギャロスだもの」
「そうか120万円出したかいがあったかな」
「あったと思うわ」
「おっし」
亮は珍しくはしゃいだ。
「それでどうだったの、彼女」
「うん」
「うんか、それしか言えないわよね」
「あはは」
亮は原美咲に電話をした。
「おはようございます」
「昨日はお楽しみだったようね」
美咲のその言葉に棘があった
「はい、いいパーティでしたよ」
「違うわ、その後よ」
「はあ」
亮は美咲がどうして
知っているか気になっていた
「それで、昨日のパーティの成果はどうなの?」
「はい、進展しましたよ。
それでジャズインターナショナルと言う
会社を調べて欲しいんです」
「どんな会社かしら?」
「どうやら稲山組の傘下の会社らしいです」
「ああ、それなら簡単だわ」
「お願いします、それから今週末大丈夫ですよね」
「はい、楽しみしているわ」
「今夜、三島玲奈と接触します」
「分かったわ」
それから10分ほどすると
美咲から折り返し電話がかかってきた
「ジャズインターナショナルはやはり
稲山会系のフロント会社よ、
所在地は新宿3丁目、ホステスの求人広告をしているわ、
裏では女性に怪しい物を売っていると噂がある
代表は山田宗雄42歳」
「分かりました、ありがとう」
「相手はヤクザだから気をつけて、
いざとなったら国家権力使ってもいいわよ」
「あはは、大丈夫ですよ。では土曜日に」
亮が電話を切ると後ろから智子が声をかけた
「亮、週末デートなの?」
「あっ、智子さんも一緒に行きませんか?
軽井沢で土曜日はテニスと日曜日はゴルフです」
「いいの?」
智子はうれしそうに言った
「はい、泊まるのは内村さんの別荘予定ですけど」
「うんうん、行きます」
「OK、じゃあちょっと出かけてきます」
「はい」
そこに秀樹が電話を掛けてきた。
「昨日は楽しかったな」
「はい」
「突然女の子と姿を消して驚いたよ」
「あ、あれは・・・」
亮は慌てて返事をした。
「あの後、白尾さんと話をしたよ。
お父さんの会社の件で亮には近いうちに神戸に
行ってもらうかもしれない」
「わかりました」
「それから昨日のパーティの・・・・
ごちそうさん」
秀樹は少し言葉に詰まったが
礼を言うだけだった。
「そっちか・・・」
亮は肩を落とした。
そうだ僕の住んでいるマンションの
近くに部屋が借りたいんです」
「なんだって・・・」
「僕の知人の部屋です」
「俺は不動産屋じゃないぞ」
「すみません・・・」
「そこの近くに中古マンションが
3000万円で売りに出ている
そこでいいか?管理費も50000円と格安だ」
「はい、お願いします」
「住所メールする」
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亮は金子紀子に電話を掛けて
新宿の喫茶店で会う事になった。
「昨日は忙しいところごめんなさい」
「いいえ、良いですよ。
紀子さんが来てくれたおかげで
若い人達は楽しんでいました」
「ありがとうございます」
「それでプロダクションの交渉ですよね」
「はい」
「調べたところによると、
プロダクションをやめて
干されたタレントさんや
俳優さんがたくさんいるそうです」




