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三浦の混乱

「ワインを飲む会で團会長と内村社長が友人なんです。

それで内村社長のお孫さんと僕がテニス仲間で」

「そうなんですか、松平係長って?」

三島の話が終わる前に

ジュディのところへ来た


「ジュディ、部長秘書の三島さんです」

「こんばんは、ジュディ・山都です。

こちらが私の秘書の岡本さんです」

「初めまして」

三島は二人に挨拶をし、

三島と岡本は目を合わせなかった。


そこへ絵里子と美也子は

秀樹と内村のところへ行き挨拶をしていた

「集まりましたね、ママ」

秀樹が周りを見渡して絵里子に言うと

絵里子は満足そうに笑った。


「まあ、亮のファンけっこういるのね」

美也子が言うと絵里子が答えた

「まだまだよ、彼のやる気があれば

私がいくらでも紹介するわ」

絵里子は亮を慕って集まる面々を見て満足だった


「私も紹介するぞ」

内村が秀樹の方を見た

「ありがとうございます。

やる気の無い愚息で申し訳ない」

秀樹は三人に頭を下げた

「そんな事ありませんよ。

私達は亮にぞっこんなんだから」


絵里子が言うと内村は寂びそう言った

「そうか、そうかあいつはいい男だからな」

「社長気を落とさないで、大好きよそんなところが」

「そうか。あはは」


そこに小村友子がやって来て

亮は握手をすると友子は

亮にハグをした

「久しぶりですね、

いつも電話ですみません。友子さん」

「はい、例の件は儲かったわよ。

清算までちょっと待ってね」


「はい、お任せします」

亮は友子を内村の所へ連れて行った

「こちらが五島物産の社長の内村さんです」

「うちのIR担当の小村友子です」

「小村友子です」

「どこかで会った事が?」

内村が首をかしげた


「友子ちゃんは以前うちで働いていましたよ」

絵里子ママが笑って返事をした

「はい、これをご縁にうちにお金をお預けください。

ご相談に乗ります」

友子は内村と秀樹の方を向いて頭を下げた


そして飯田が黒服の二人の男を連れて入って来た。

「ああ、飯田さん」

亮が飯田に挨拶をした

「亮、きたぞ」

「ありがとうございます」

「名古屋の件、ありがとうございました。

早速ジュディの許可を取って名古屋店に入ります」

「おお、そうかそうか」

飯田は積極的に仕事に入る亮の姿を見て喜んでいた。


亮は秀樹たちのいるテーブルへ飯田を案内をした

「飯田さんですか。團と申します」

「五島の内村です」

「ほほう、いい顔ぶれですね」

飯田が絵里子の顔を見ると微笑んだ


「久しぶりですね、絵里子さん」

「お久しぶりです」

「ママ」

美也子が絵里子の顔を見た

「ああ、昔歌舞伎町で関西

ヤクザがもめごとを起こしたとき

黒崎さんが尽力してくださったのさ」

飯田が懐かしむように言った


「そうだったんですか」

亮はうれしそうに言って立川を呼んだ

「立川さんすみません、飯田さんに

ワインの解説をお願いいたします」

「はい」

立川はそう言ってワインを飯田の前のグラスに注いだ

「ほう、いい色だ」

そう言う飯田に立川は解説を始めた


亮は席を離れた加藤瑞希と話をしていた木村を呼び止めた。

「木村さん、ちょっと紹介します」

金子紀子のところへ連れて行った

木村は今売れっ子タレントの前に

立って緊張していた


「紀子さん、うちの会社の木村さんです」

「あっ、初めまして金子紀子です」

紀子は木村と握手をした

「亮さん、うちの事務所の女の子連れてきました」

「はじめまして松平亮です」


タキシード姿の亮は二人の目を見て挨拶をすると

二人のタレントは亮を見てうっとりして挨拶をした

「亮、後で相談があるの」

紀子が耳元で囁いた

「すみません。今日は無理ですよ」


「明日でいいわ。私今の事務所と方針が合わなくて」

「うん」

「私は女優がやりたいんだけど、事務所は

バラエティー系を続けさせたいらしいの」

「そうですか。良くわかりませんが

明日話をうかがいます」


亮はタレントの移籍問題は良くある話しで、

双方の誤解が原因だと思っていた。

そして無理やりやめると干される事が多くあるので

それを危惧していた。

「木村さん約束はこれでいいですか?」


「はい、こちらの方が良いです」

「あはは」

木村は同期の亮をたくましく感じて

自分が足元に及ばない事を思い知った

「係長付いていきます」

「えっ?」

亮は木村のそんな言葉を気にも留めなかった。


亮はジュディと話をしていた三島を見つけて

やって来た

「三島さんお待たせいたしました」

「いいえ」

「岡本さんと三島さん同じ大学なんですって」

ジュディが驚いたふりをして言った


「それは偶然ですね、三島さんまた紹介します」

亮と三島は石橋琴乃のところへ向かうと

岡本がジュディに話しかけた。

「社長、松平さんは顔がお広いんですね」

岡本がジュディに言うと話を足した。

「はい、彼はスーパーモデルのシンディも友人よ」

「凄いですね」


岡本は亮のスーパーモデルの友達なんか信じておらず

馬鹿にしたような言い方をした

「今度の名古屋の」

ジュディは秘密に進めている名古屋店のイベントを

危うく岡本に話しそうになった

「名古屋ですか」

「いいえ、何でも無いわ。どうしても

名古屋の売り上げの事が気になって」


「気になりますね。売り上げが落ちていますから」

ジュディはその言葉で

岡本が名古屋の偽の売り上げ見たことを知った

「やはり」

ジュディは心の中で言った

亮は三島に石橋琴乃を紹介した


「石橋さんはうちの課のお得意様です」

「それより松平さんは私の恩人です」

琴乃は優しい目で亮をみた

「はい、そうなんですか?」

三島が不思議そうに聞いた

「はい、色々とお世話になりました」

「あはは、石橋さんは石橋工業のお嬢さんです」


「あの、石橋工業ですか?凄い」

三島は驚きと共に石橋琴乃は

後で一文字に報告する利用価値のある女だと思った

「亮、後で父が来ます」

琴乃は亮の耳元で囁いた


「はい?」

「ぜひ亮さんに会いたいそうです」

「あはは、ちょうど僕の父もいますから今紹介をします」

「はい」

亮は琴乃を秀樹に所へ連れて行くと千沙子が琴乃と話をしていた

「わあ、琴乃来てくれたんだ」

「うん、千沙子」

「二人は同級生なんです」

亮は秀樹に言った


「石橋さん、元気そうで」

内村が話しかけると

琴乃はにっこりと笑って答えた

「社長その節はお世話になりました」

「うんうん」

内村はうれしそうに返事をした


「今日は父から改めてお礼を申しげたいそうです」

「父上が?お忙しいのに」

「私が無理やりお願いしました」

「ひょっとしたら、亮に会わせたかったんじゃないか?」

「うふふ」


琴乃は内村との話しに笑っていた

亮が三島の方を見ると真剣な顔で

こちらのテーブルの方を見ていた

それを見て亮は秀樹の耳元で囁いた。

「お父さん、罠にかかったようです」

「うん、後は任せたぞ」

「はい」


亮は別な視線を感じて振り返ると

岡本も鋭い目つきでこっちを見た。

「父さんジュディの隣にいる女性も

岡本瑞枝と言って同じ大学出身です」

「ほほう、ジュディも何とかしなくてはな」

「はい、ただ」

「ん?」


「彼女達も年頃の女性、そんなに悪くなれるでしょうか?」

「まあな、完全に洗脳されているんだろう」

「捕まえるのは簡単です、何とか救ってあげたいですね」

「お前さん、相変わらず女に優しいな」

「はあ」

「まっ、がんばってくれ」

「はい」


亮はあまり秀樹と話をしていると怪しまれるので

席を離れ回りを見渡すと三島が外から戻って来たのを見た


~~~~~~

銀座のホテルのスイートルーム一で

三島から一文字が電話を受けた

「おお、どうした?」

「申し訳ありません。私はミスを犯していました」

「ん?」

「松平亮と言う男はとんでもない男です」

「松平亮?」


「はい、第3営業課の係長なんですが、

東大薬学部を出てハーバード大学に留学していて、

DUN製薬のヒット商品を企画していたんです」

「なに?まさか浸透型インシュリンもか?」

「はい、ベルトの方は彼のアイディアです」

「ん?確か発明者の欄には違う名前が書いてあったぞ」

「そうなんですか?すぐに調べます」

「うん」

「それと松平の人脈が凄くて、五島物産の内村社長と

親しく話をしていました」


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