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ワインパーティ

「まったく、キザだよなあの人」

大橋は敵意をむき出しに木村たちと話をしていた

「どなたが?」

三島が聞いた

「あっ、三島さん。松平係長ですよ」

「どうして?」


「だって課会なら居酒屋でいいじゃないですか

こんな高いところ自分の自腹で。無理していますよ」

「そうかしら、大橋さん私はうれしいけど」

「なんか、上から見下ろされているようで」


周りの男達は一言も話さず大橋一人が話をしていた。

「それに今井部長も来ていないし」

「あっ、それは今日は課会なので

部長は遠慮すると言っていました」

部長秘書の言葉に大橋は返事に困ってしまっていると

三島はその大橋に微笑んだ


「三島さん、この後カラオケ行きませんか?」

「ごめんなさい、この後のパーティに出ようと思います」

「ああ、そうですか」

大橋はがっくりと肩を落とした。

大橋の飲んでカラオケへ行って口説き落とす

パターンは不発に終わっていた。


美佐江が亮のところへ来て耳元で囁いた

「そろそろ隣のパーティの出席者が

集まって来ているわよ、

受付は木田さんに任せてあるけど」


「えっ? 8時からじゃ」

「それがみんなさん早く来てしまって、

店内で買い物をしているわ」

「売り上げに貢献していますね。わかりました」

亮が店を出ると直子が待っていた

「亮」

「お疲れ様。直子さん今日は一段と綺麗ですね」

「うふふ、ありがとう」

そこへ葉子も来ていた


「あっ、葉子さん」

葉子は白いミニドレスで上品に挨拶をした。

「早めに来たわ」

「助かった葉子さん、直子さんちょっと

パーティの受付の仕切りお願いできるかな」

「いいの?」

葉子が亮の顔を覗き込んだ


「うん、お願いします」

「うふふ、うれしい」

「何がですか?」

「亮に頼まれるの久しぶりだから。ねっ、直子さん」

「そうね、うふふ」

「では、ラジャー」


二人は木田明日香と話をして

ローラン・ギャロスの前に立った

「葉子さん何人招待しました?」

「20人よ。女性が多いけど、同伴者OKにして

おいたから男性も来るわよ」

そこへ背の高い妖艶な女性がやって来た


「こんばんは、松平亮さんにお会いしたいんですが?」

「はい、どちら様ですか?」

葉子が聞いた

「幸田美喜と申します」

「幸田美喜さんですね」

葉子が復唱した


「あの。葉子さんに直子さん?」

美喜が二人に聞いた

「はい、そうですが・・・」

「御神さんの紹介の美喜と申します」

「あっ、御神さん?」

直子はすぐに反応した。


「はい、よろしくお願いいたします」

美喜は深々と頭を下げた

直子は美喜を連れて個室へ入った

「亮、お客様よ」

「初めまして幸田美喜です」

美喜は深々とお辞儀をした

亮は美喜の美しさに目をみはり

声が詰まった。


「はい、御神さんから話を伺っています」

「はい、よろしくお願いします」

美喜は紺のドレスを翻し個室を出て行った


そこへ木村がやって来て亮に聞いた

「今の美人は誰ですか?」

「ああ、友人の友達でパーティでるそうです」

「いいですね」

木村は珍しく亮と話をした

木村は大橋と違って

同期で出世の早い亮の

実力を認めていた


「木村さんパーティに出ますか?」

「良いんですか?」

「もちろんです」

亮は歓迎した。

「憧れの三島さんは今井部長の

ところへ行ってしまうし」

「はい、部長秘書ですから」

「違いますよ、付き合っているんです」

木村は亮の耳元で言った

「えっ、それ噂話じゃ」


「ここだけの話ですが、見たんですよ。

会議室でキスをしているところを」

「本当ですか?」

「はい」

亮はそれが本当なら完全に会社の機密情報が漏れて

ることを確信した


「木村さんこの事は内密にお願いいたします」

「もちろんです」

「さっきの美人後で紹介します」

「お願いします」

亮はあちこちのテーブルを回り

言葉を交わし課会をお開きにすると

メインダイニングにたくさんの人が集まっていた

亮は秀樹と母久美のところへ近づいてきた


「ワインを味わう会、かっこ付いたようだな」

「はい」

「まあ、この店のワインを使えば出来た事だがな」

「あはは、店のワインは高すぎですよ」

「ん、あのワイン安く入るのか?」

「はい、デビッドに聞いたらニューヨークの

ワインオークションなら

かなり安く手に入るそうです。

カリフォルニア黒ワインカニ―ヴォ

ありますよ」


「おお、肉専用ワインか・・・楽しみだ」

「はい、楽しみです」

「俺の欲しいヴィンテージ物頼んでおくかな」

「は、はい。ロマネ・コンティの

1999年物は550万円だそうですよ」

「飲んでみたい・・・」

「あっ、それあります」

「なんだって!」


「今度のお父さんの誕生日に飲みましょう」

「わかった」

秀樹は亮の気前の良さには驚いていた

「亮さん、しばらく見ない間にしっかりしたわね」

「ありがとうございます。お母さん」

「たまには家にも寄ってね。

またジェニファーさんを連れて来て

ねえお父さん」

「あはは」

「はい」

亮は秀樹と久美と話を終えると

美喜のところへ向かった


「美喜さんお待たせしました」

「いいえ」

美喜は微笑んだ

「ところで御神さんとはどんな話を」

「亮さんを手伝ってくれって言われたわ」

「そうですか」

「それであなたが私が尽くすに値する男どうか

ためしに来たの」


「それは手厳しいですね」

「この後は私とお付き合いしてもらいますよ。うふふ」

「はい、わかりました。ではゆっくりお楽しみください」

「はい」

亮は美喜にお辞儀して智子の方へ

行くと智子が怪訝な顔で聞いた。

「ねね、今の女性誰?葉子ちゃんから

御神さんの紹介と聞いたけど」


「はい、どんな経歴か分かりません。

一葉学園出身だったりして」

「うふふ、それは無いだろうけど。モデルみたいな」

「うん、そうですねどこかで見た

ような気がするんです」

「私も・・・気に入った?」

「何か気が強そうでSっぽい。あはは」

「うふふ」

そこへ葉子と一緒に内村昭二と理恵と杏子

がやって来た


「三人で来たよ」

内村がうれしそうに亮に話かけてきた

「内村社長、ありがとうございます」

「亮くん、じゃあ私は團社長のところへ挨拶に行くから」

内村がそう言うと理恵が亮の腕に抱きついた。


「うれしい」

「理恵ちゃん今日はみんながいるから、ちょっと」

亮は理恵の手を腕からはずした。

「ああつまんないわ」

「理恵ちゃん、お邪魔しちゃだめよ」

「はーい」


会場にはジュディと岡本瑞枝

女優の小森明子

タレントの金子紀子

シャンプーのイメージモデル内藤瑞希と内藤康子

銀座ファッションショーを一緒に仕事をした

電波広告社の島崎、水瀬華と野島美幸


そして石橋琴乃、森と早苗がやって来た。

「内藤お母さんいらっしゃい」

「お招きありがとうございます。

お母さんじゃなくて康子と言います

覚えておいてください。ううふ」


「あはは、すみません。足の具合いかがですか?」

「お陰様で病院へ行って良くなっていますよ」

康子は息子に対する気持ちで答えた。

「團さん、ありがとうございます。

お陰でドラマ決まりました」

瑞希が嬉しそうに亮に報告をした。

「観ていますよ。これでうちのシャンプーが売れます」


ドラマの出演者とCMをリンクさせるのは

最近の公告手段の一つだ。


「うふふ、私会長の方に挨拶に行きますね」

瑞希はお辞儀をして秀樹の方へ行った。

「はい」


亮は森に近づき三島を見た。

「彼女が三島さんです。どうやらうちの

今井部長と肉体関係が有るらしいです」

「なにっ、やっちまったのか?」


「はい、彼女が罠にはめたんでしょう」

「ハニートラップか。調べよう」

「早苗さん、今日はゆっくり食べて行って下さい」

亮はねぎらいの言葉を言った。

「ありがとうございます」

亮は次々に現れる知り合いに目が回ってきて

側にいた智子と直子に言った


「こんなに来るとは驚きました。突撃です」

「がんばって、亮」

亮は三島のところへ行って三島に話をした。

「では、みなさんを紹介しますので

付いてきていただけますか?」

「はい」


亮は内村のところへ三島を連れて行った

「社長、部長秘書の三島です」

「おお、これはこれは五島の内村です」

内村は喜んで言った

隣にいた秀樹が笑うと三島が驚いて声を上げた


「あっ、会長」

「ああ、三島君か、がんばってくれよ」

秀樹は三島のことをすべて知っていて話をした

「はい」

「三島さん、次はあちらです」

亮がそう言うと三島が聞いた。

「松平さん、これは何の会ですか?」


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