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ロボット

二人が蝶に入ると

絵里子ママが驚いて言った

「いらっしゃいませ」

「おお、しばらくだねママ」

「お久しぶりです」

「今日は息子連れてきたぞ」

二人は一番奥のシートに案内されると

ママの絵里子と美也子がやってきた

「ママ、例の二人は?」

亮は小声で言った


「今日は休みよ」

「ああ、良かった」

「ん?どうした?」

「後で話します。今日真田社長と話した件です」

「おい、ここにも関係あるのか」

「はいちょっと、でも大丈夫です今調査中です」

「しかし、お前さんは誰にも命令も受けず

自分の判断で動いているようだ」


「それって非難しているんですか?」

「いや、逆だよ。我が子ながら凄いと思っているよ」

「ありがとうございます」

「團会長、亮さんはすばらしい男性です。

私達は彼を応援するつもりです」

絵里子が秀樹の手を握った


「私達って?」

「はい、銀の会です」

「本当か?亮はまだ27歳だぞ」

「はい、年齢は関係ないですわ。

彼には天性の分があります。」

「なるほど」

「そして私個人も彼をバックアップします」

秀樹はしばらく無言でいた


「どうやら自分の息子がとんでもない

世界に行ってしまうらしい」

「うふふ」

「何の話ですか?」

美也子と話をしていた亮が聞いた


「いやなんでもないよ、お前さんがうらやましい」

秀樹は笑って言った

そこへ隣のボックスに内村が入ってきた。

「よっ、亮君」

内村は明るく亮に声をかけた

「あっ、こんばんは、父です」

秀樹が立ち上がると内村が握手を求めた


「いつもお世話になってきます」

「こちらこそ、お世話になっています」

二人は面識はあったが言葉を交わすのは

初めてだった

「会長は名ばかりで会社には行ってきませんので、

色々ありがとうございます」

「いやいや、うらやましいですな。

親子で銀座のクラブとは」

「あはは、親子でこれが好きなんですよ」

秀樹は小指を立てた


「あはは、うちは娘でしかも去年離婚しおって」

内村は秀樹と意気投合し話し込んでいた。

「亮、二人気が合ったみたいね」

美也子がうれしそうに言った

「そうですね」


「そうだ、そうだ亮君来週末のコンペ大丈夫だろうな」

内村は亮に言った

「はい」

「何人来る予定だ?」

「僕と友人の女性の二人で」

「えっ友人?」

美也子は不機嫌になった。


「美也子と絵里子ママは私の招待で日曜日のコンペに出てくれ」

「はいありがとうございます、ところで友人って誰?」

美也子は亮に聞いた

「一人は警察庁の警視です。社長にご紹介しようと思って」

「そうか、それはありがたい」

「なんだ、警察にも彼女がいるのか?」

秀樹が驚いたように言った


「大学時代の友人の原さんです」

「えっ、彼女と再会したのか?」

「はい、偶然に」

「しかし、27歳で警視とは凄いな」

内村が驚いていた。

「はい、凄いですよ」

亮は美也子の耳元で囁いた。

「徹の事件で動いてもらった人だよ」

「ああそうか、お礼を言わなくちゃ」

美也子はホッとしていた


「お父さんは行くんですか?」

亮は秀樹に聞いた。

「社長ぜひ、ゴルフを一緒にしましょう」

内村は秀樹を誘った。

「わかりました。ご一緒させてください」

秀樹は頭を下げた。


「お父さん、僕は帰ります」

「もう帰るのか?」

「ちょっと面白いものを作っていますから」

「そうか」

「ごくろうさん、じゃあな」

「はい」


亮は見送りをする絵里子ママの

着物の袖を引っ張った

それに反応した絵里子は

奥のお店の小部屋に亮を

連れて行き亮にいきなりキスをしてきた


それに反応した亮は着物の脇から手を入れて

絵里子の胸を掴んだ。

「ああ、いいわ」

「絵里子さん、淳子と雅美やはり怪しいです」

「えっ、やはり」


「今、彼女達警察の捜査対象になっています」

「わかったわ」

「あの二人の目的はこの店に来る財界人と

パイプを作るためだったと思います」

「ああどうしよう」

「しばらく、泳がせていてください。実質この店には

被害もないし、評判も落ちることも無いですから」

「そうね、ありがとう」


~~~~~~

亮が銀座を出て渋谷に着くと待ち合わせのパブに

智子と直子の笑い声が聞こえてきた

「亮、私たち今日はお泊りしていくわ」

「了解、ワンルーム、ベッドは一つです」

「あら、冷たいのね、その言い方」

亮はニコッと笑って口角を上げた。


「こういう感じ?」

「やはり、馬鹿にしている!」

智子は亮の肩をたたいた

「ねえ、智子さん」

「はい」

「三島さんって大橋さんと付き合っているんですか?」

「ああ、大橋さんは振られたようよ」


「気の毒に・・・」

「はい、今は今井部長が彼女を離さないもの」

「そうなの?」

亮は驚いて目を丸くした。

「あの二人できているんじゃないのかな?」

智子が戸惑う事無く言った。


「それって・・・」

「ん?なに?」

「まずい」

「どうして?」


「三島さんが産業スパイの疑いがある」

「きゃあ、また松本の事件ように?」

「はい」

「変だと思っていた。だって亮のようないい男に

見向きもしないんだもの」

智子が言った言葉に亮が照れていた


「はい?亮に興味がない女がいるの?」

直子が不思議そうな顔をした

「そう、変でしょ」

「そりゃ人間じゃないわ、ロボットよ」

「その通りロボットみたいなんだ」

「ロボットじゃ媚薬効かないわよね」

直子が亮のほうを見て笑って言った


「それで智子さんに協力をお願いしようと思っています」

「いいわよ」

「三島さんを探ってくれますか?」

「了解」

「ねえ、三島さんて亮が会長の息子だって知らない?

インシュリンのベルトの事や銀座ファッションショーの

プロデューサーなんて事も」

直子が不思議そうに聞いた。


「会社には僕の経歴を知っている人はほとんどいない」

「ああ、それは亮が会社で昼行灯だし

みんなが亮の悪口を言うのよ」

「えっ、僕は嫌われていたの?」

亮は慌てて聞いた。


「知らなかったの?亮は会社の人

何人と飲みに言った事ある?」

「去年今井部長と蝶へ行った」

「後は、その前に同期三人で飲みました」

「その他は?」

「無い」


「会社の女の子とは?」

「あるわけ無いでしょ、智子さんがいるのに」

「最悪の上司!!会社がつぶれる」

直子が大きな声で言った

「特に同期の大橋君と木村君は

亮の悪口ばっかり」

「それを三島さんが聞いていたのね」

直子が笑いながら智子に言った


「たぶん」

「今井部長も?」

亮が智子に不思議そうに聞くと答えた

「当たり前よ、いつか自分の上になるん

じゃないかと思っているわよ」

「そうか、男も妬気持ち妬くんだね」

「そうよ男の方が激しいんじゃないかしら」

「そうか、反省しよう」

亮はうなずいた。


「本当に反省しているのかしら」

「智子さん早速、課のみんなと飲み会しましょう」

亮が言った。

「ばか単純!」

「三島さんも誘ってください」

亮は智子に頼んだ。


「なるほどそう言う訳ね」

「焼肉がいいかな」

智子が焼肉を思い浮かべた。

「また焼肉かー、亮もっと考えてよ1テーブル

せいぜい六人だよ」

「じゃあ、任せます」

亮は智子に頼んだ。

「いいの?決めるわよ」

「はい」


「ねえ、亮の会社で経営しているお店無いの?」

「有りますよ、美宝堂ビルの8階にローラン・ギャロス

 銀遊亭、猛林、みやび」」

「あっ、ローラン・ギャロス」

「良いですか?そこで」

「もちろん」

亮は秀樹に電話をした


「お父さんローラン・ギャロス来週の水曜に

14人くらい予約できますか?」

「誰が使うんだ」

「僕の課会です」

「ほう、いいぞ、貸切にするか?」

「でも予約が」

「そんな事どうでも良い、お前の唯一の

欠点は人付き合い悪さだから」


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