よんの巻
中間テスト、それなりにボロボロ。
うん、何となくね。そんな気はしていたよ。数学は好きだと言うだけあって点数が90点代に乗った。すごいじゃないか、弟よ。
そう、問題は他だよ。他の教科だよ。
特に英語。塾に行っているから大丈夫なんではなかったの?
母も発狂。塾への不満爆発。
さぁて、どうしましょうか。
今、弟は個別指導の塾に行っている。生徒と先生2対1で勉強しているとか。しかし、こんな時に弟の人見知り発動。もう一人の生徒とは仲良くなれず、先生には緊張していると言うではないか。弟よ、何故そこで人見知りするのだ。姉よりは人見知りではないだろうに。
学校でも塾でも質問できる環境や雰囲気は大事だと思う。姉は塾に行ったことないけど。でも、大事だと思う。
で、母と姉は弟の塾についての会議開催。
「高いお金払ってるのに、塾は何してるのかな? ちゃんと教えてくれてるのかしら」
「弟が今どんな状態でどこが分かってないとか把握してるのかな? そこは塾に聞いた方がいいと思うよ」
「今度塾の面談があるからあなたも一緒に来てくれる?」
え、私も!?
姉、びっくり。だけど、可愛い弟のため。そこは一肌脱ごうじゃないか。
と、後日塾の面談へ。