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Food Chain  作者: 桑原 沁
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プロローグ

原罪。

人に生まれながら罪があるというのなら、それは人が肉を喰らい、草を喰らうこと――すなわち生きることが罪なのだ。

犠牲において獲得する生を、また人は理解していない。故に人は創造の裏に破壊を、生の裏に死を、愚かにも破滅を示すのだ。

生まれたこと、生きること、生きていくことが罪ならば――神は罰を与えるだろう。

人は餓える。

どうしようもなく。抗うことなどできず。

体と心は飢餓していく。

けれど人は人であるからこそ餓えるのだ。

人は人であるからこそ罪を負う。

例えそれが運命(さが)なのだとしても、神は罰を与える。


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