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異世界でドラゴンに転生しまして。  作者: あさり(仮)
3/7

ステータス

持論だが、異世界に来たなら言わなければならない言葉がある。


これを言わずに異世界生活をするなど言語道断だ。


さぁ、恥ずかしがることはない。


声を大にして、胸を張って、その言葉を口にしよう。


[ステータスオープン!]


………


……





あれ?何も出てこないぞ?


実際に声に出てるのがドラゴンの鳴き声だからダメなのだろうか、いや、流石にそれはないだろう。

そんなの理不尽すぎる。


では、声の大きさが足りなかったのだろうか。

ならば、さぁもう一度。



[ステータスオープン!!!!!]


今度も何も出てこない。


うーん?


どういう事だ?


さっきまでのハイなテンションから頭を切り替える。


他のモーションが必要なのか、何かアイテムが必要なのか。さっぱり分からない。


まさか、ステータスは表示出来ないのかも…


この何もわからない状況で自分のことすらわからない、というのはとてもマズい。


他に何かそれっぽい動作がないかを考える。


今度は試しに手の指を縦に降ってみた。すると、



////////////////////////////////////////////////////////////////////



[名前] ___{   }


[種族] ___タイニードラゴン


[レベル] ___ 1


HP___260


MP___120


SP___120


[物攻] ___ 16


[魔攻] ___ 13


[物防] ___ 26


[魔防] ___ 20


[素早さ] ___ 10


[精神力] ___ 23


[種族特性] ___ 竜の目 Lv1

       精神力向上 Lv1

        防御力向上 Lv1

       HP向上 Lv1


[種族スキル] ___ ドラゴンブレス Lv1

       威嚇 Lv1

       飛行 Lv1

       

[スキル] ___ {   }



////////////////////////////////////////////////////////////////////



意外とあっさりと出てきてくれた。


名前はまだ無いようで、空欄。

種族はタイニードラゴン。名前から考えるに進化したりするのかもしれない。


スキルはまだ何も持っていないらしく、名前と同様に空欄だ。


その他はよくあるソシャゲのようなもので、

特に気になる点といえば種族特性と種族スキルだろうか。



目を凝らして書いてある文字を見ると詳細が頭に流れてくる。




ステータスの精神力と防御力、HPが他と比べて大きいのはこの種族スキルの効果らしい。


[竜の目 Lv1] は自分のレベルより、10レベル上の相手のステータスまでを見ることができるようだ。


[ドラゴンブレス]は火炎放射そのもので、[威嚇]はワン○ースの覇王色の覇気のようなものだった。


[飛行]は、筋肉を使うのではなく、MPを使用して飛ぶらしい。

 



おお、流石ドラゴン。


原理はよくわからないが異世界なのだから何でもアリなのだろう。空気中に魔素やら何やらが漂ったりしているのかもしれない。


あまり深くは考えないようにしよう。



ステータスが見えるようになってやる気が上がってくる。


これからの行動指針が立てやすくなるのはとてもありがたい。


さて、なにをしようか……





ステータスを見て色々と考えていたらだいぶ時間が過ぎてしまった。

多分外は夜になっているだろう。


まだ眠くはないが、自分はまだ生まれたばかり。

寝ておいた方がいいはずだ。



とりあえず明日はレベル上げでもしよう。


そんな事を思いながら異世界生活の記念すべき第1日目は無事に終わりを迎えた。



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