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異世界でドラゴンに転生しまして。  作者: あさり(仮)
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探索開始

出口の見えない道をただひたすらに歩いてゆく。


深緑色の淡い光を放つ石は灯りの代わりとなり、それのおかげではっきりとはいかないものの、辺りの様子を見ることはできる。


この深緑色の石はこの世界の洞窟に当たり前のようにあるものなのか?


いや、まだこっちに来てから1日も、というか一時間もたっていないので簡単に決めつけるのは良くないだろう。


とりあえず今はそのままにしておいて、価値のあるものだったらまた取りにこよう。


そんな事を思っていた時、前方から強い光が入ってきた。


日の光だ、

やっと外に出られる。


急ぎ足で進んで行くと、すぐに洞窟の外に出ることができた。


洞窟の外は森になっていて、洞窟の出口の周りだけ木が無く、代わりに背丈の低い草で覆われていた。


これは…すごいな。


ただ単に森といっても一本一本が縄文杉並みに大きい、さすが異世界。


身体を撫でながら吹いてゆく風も森の中特有の香りがする。


排気ガス塗れの空気に慣れてしまった身体が一気にに浄化されるような心地よさを感じる。


そういえば、異世界と言えば太陽や月の数が幾つもある、というのはよくあることだ。


この世界はどうなんだろう?


見上げてみるとそこにあるのは普通より少し大きいくらいの太陽があった。


なんだ、あんまり変わってないじゃないか。

ちょっと残念かな?


なんてことを考えていると、あることに気づいた。


これ、そろそろ夜になるよな?


日が傾き、空が真っ赤になっている。

地球の感覚で言えば、多分あと数時間で夜になるだろう。

流石に、右も左もわからない、どんなモンスターがいるのか、そもそも存在しているのかがわからない、そんな状態で異世界探検する気はさらさらない。

洞窟の中にもモンスターやら何やらが来たり、湧いたりする可能性は十分あるが、これまで自分が入っていた卵が無事だった事や、他の生き物のいた様子も痕跡もないので多分大丈夫だろう。


今日はもう洞窟に戻って、明日に備えよう。


それに色々試したいこともあるのでね、



さあ!我が家に帰ろう!


はやる気持ちを抑え帰路につく。


帰りの道が地味に長く、不便だな、と思ったのはご愛嬌。

多分いつか慣れる、かな?





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