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ESP  作者: 二軒茶屋
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プロローグ

世界の人口は約70億人、その中にある特殊な能力を持つ能力者の出生率は世界の人口の2%存在する。

異能力者は一般人としては扱われず、監視下の元、暮らしている。

また、隔離されている能力者も存在し、その存在をマキナという。

マキナは全ての能力を持っている化け物で、ラテン語でマシーンという意味になる。

マキナの能力はパイロキネシス、サイコキネシス、テレポーション、マインドリーディング、マインドコントロール、幻覚能力、魅了、治癒能力、完全記憶能力などがある。他の能力者はこのいずれか。

そして、能力者は犯罪を多く犯す。

パイロキネシス、火を発生させる能力なのだが、この能力を犯罪に使うものは多い。放火事件が起こると大半がパイロキネシスの仕業だ。

サイコキネシス、念じて物を動かす能力。こっちも同様で犯罪に使われる事が多いのが現状だ。

テレポーション、瞬時に別の場所に移動できる能力。犯罪に使うものはいない唯一の能力で誰もが憧れる能力である。

マインドリーディング、他人の感情や考えを読み取れる能力。犯罪に使われる事がとても多い。簡単に言えば心を読み取れる能力でもあるため、悪口や嫌味など聞こえてしまうため、そのまま犯罪に進んでしまう。

マインドコントロール、人や動物を操ることができる能力。犯罪に使われる事が多い。政府関係者などが操られてしまうと、簡単に政府の情報など国家に関わる情報が全てはいるからだ。

幻覚能力、幻を見せたり、錯覚させる能力。この能力は自殺に見せかけたりするときの犯罪に使われる事が多い。

魅了、相手を魅惑する能力。女性犯罪者にとても多い。

治癒能力、傷や病気を癒す能力。治癒能力は一般的には病院などで使われている。犯罪者に協力する事が稀にある。

完全記憶能力、一度聞いたり見たりした事は全て覚えてしまう能力。完全犯罪に使われる事が多い能力で、パーフェクトな犯罪計画を立てるのが得意で犯罪に使われたり、ナルシストに多い。完全記憶能力はすぐには出なく、一般的に9歳前後に現れる。

他にも存在するが代表的な能力はこれくらいだ。

そして能力者に能力がなくなることはない。

その僕も能力者。そして僕はマキナである。

マキナは世界に10人程度存在しか存在しない。

マキナは隔離され実験台として使われ、家族と離される。

実験施設で僕らがやらされるのは能力制御の訓練、そして、普通の人間や普通の能力者が使う、薬などの実験台や裏では金持ちの人間達の警護などがあった。

そして、マキナには逃げ出した時のために首にはセンサー付きの首輪をつけられている。その首輪はマキナでも取れないように設計されていた。どんなに小さい生き物に化けようとも、首輪が取れることは無い。

僕に能力が現れたのは3歳の頃、突然、母の心の声が聞こえてしまったのがきっかけだった。始めの頃は母も息子がテレパシーの能力に目覚めたと思ったのだが、歳を重ねるごとに別の能力が現れマキナだと思うようになった。

そして僕は10歳の頃に施設に入れられた。

月日は流れ

僕の16歳の誕生日の日。

ある仕事が入った。

それは、世界を代表する大企業のご令嬢の護衛をしろという役目だった。

話を聞くと、娘が学校でイジメにあっていると言う話で、そばにマキナである僕に一緒に学校へ通い付き添って欲しいという。家にいる際も見守って欲しいというご主人様からの依頼で僕は屋敷に住む契約もされた。執事の仕事みたいだ。

マキナは隔離されている分際だったが、僕は許された。

管理者に理由を聞くと、僕なら何も問題も起こさないと思うからだそう。だが、理由は別にあると僕は考えた。

これはただの僕の推測でしかないが依頼者、ご主人様が大金を寄付したのではないかと考えた。

それから、1週間経たず、僕は深呼吸をし高級車に乗った。

屋敷までは車で二時間程のところにあった。

僕は怖かった。マキナという存在にお嬢様がどんな反応をするのか、僕がマキナとは知っているはずだが、自分は乱暴にもののように扱われるのではないか、そんな気持ちが僕にはあった。車に乗っている間そんな事を考えているうちに屋敷に着いた。



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