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異世界へ

あれ、ここはどこだ。体が重い。前にいるのは女の子?なんで泣いてる?待ってくれ。行かないでくれ・・・

行くなー!!!!!

・・・

「あれベッド・・・なんだよまた夢オチパターンか・・・」

最近俺はリアルな夢を見るようになった。寝起きで泣いてるくらいリアルな夢を。しかも必ずその夢を見たときは寝坊・・・

はっきり言って最悪だ。

遅刻なのはもうわかりきっていることだから朝飯をゆっくり食べる。

「お前こんな時間に家に居ていいのか?大学はどうした?」

「うるせーよだまってろ」

皆はこんな事親に向かって言ってはだめでしょ!と思うかもしれないがこいつは妹の繭子。まあ言うなれば引きこもりってやつだ。

だがこいつの場合学力は俺より上、成績も優秀で去年、16歳で俺が居る茗渓大を卒業しているくらいだ。

端から見れば引きこもりだが家族からしたらやることがないから家に居るだけなのだ。

「つーか!妹ってもっと可愛いもんだろ!お兄ちゃん、大好き!・・・とか言ってみろや!!!」

「そんなこと私がやるわけないだろ」

「いや!やれ!」

「仕方のないやつだな」

「お前本当に妹だよな・・・?なんでそんな上から目線なんだ」

「ソンナコトナイヨ、オニイチャン、ダイスキ」

「・・・俺が、悪かったよ・・・」

そのあと俺が殴られたのは言うまでもない。


朝飯を食い終え、大学の準備をして家を出る。

電車で乗り換えも含め一時間。茗渓大前という駅で降り大学へ向かい歩き出す。はずだった。幼馴染みの倉本武(くらもとたけし)に靴のかかとを踏まれ盛大に倒れる。

「にゃははは!馬鹿だな○○!転んでやんの!」

くそが!こいつにはいつもイタズラされる。いつか仕返ししてやるんだと思って早15年。こいつとは幼なじみってやつだ。

仕返ししようと思っても逆手にとられやられてしまう。

馬鹿そうに見えて頭がいい。

「そういや○○、あの新しくできた研究所の話聞いたか?」

武の質問に俺は頷いた。

この辺にすんでる人であの研究所について知らない人はいない。

何やら怪しげな実験をしているらしい。

「一体どんな実験してんだろうな?」

俺だってその内容が知りたい。

武と俺は講義中もその話で持ちきりだった。

「じゃあな!○○!」

気づいたら16時を回っている。そんなに話し込んだのか。

大学から家まで帰る。

「おかえりバカ兄。荷物届いてるぞ」

繭子に手渡された荷物を持ち部屋に行く。

荷物の送り主の名前には

「ロードライトコーポレーション」と書かれている。

あの研究所だ。

研究所がなんで俺に小包なんて送ってくるんだ?と思いながらも興味本位で箱を開ける。

開けてすぐ手紙が入っていた。

「あなたは人生に満足していますか?」

「平凡でつまらない生活から抜け出したくはありませんか?」

「もし今の生活を変えたいのなら箱の中身を装着し眠ってください。」

なんだこれ?人生?何を言ってるんだか。俺は今の人生に満足している。変える必要なんてない。

だが研究所で何をしているのか知るチャンスだ!

俺はそれ以上考えず中に入っている装置を見た。

腕時計のような形状をしている。

それを右腕につけベッドに横になる。

するとなぜか睡魔が遅いすぐに眠ってしまった。

・・・

「・・・きて。」

「お・・・て!」

「おきて!!!」

誰かが起こしている。目を開けて周りを見渡す。

誰もいない。何だよと思いながら目を閉じる。

「は???まってくれ???」と思いまた目を開ける。

ここは家じゃない。草原の真ん中だ。

装着した装置がいきなり鳴る

「ピロン!異世界へようこそ!これからあなたには最強の戦士になるためこの世界で戦っていただきます!この世界を支配しようとしているグレゴリウスという名の者を倒し世界に平和と秩序を取り戻してください!」

???

はてなが頭の中で飛び交う。

最強の戦士に?戦う?グレゴリウス?色々考えたがいきなり我に返り思い出し、そして叫んだ

「異世界にきちゃったってことですかぁー!?!?!?」

to be continued

こんにちは!山影薄氷(やまかげうすらい)といいます!

こちらを読んだ感想をいただけるとよりよい作品になっていくと思います!

私生活が忙しくなかなか更新できないこともございますが、末永くよろしくお願いします。

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