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死の支配者にレクイエムを  作者: looc
L'alba sepàra dalla luce l'ombra
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第八十六話 魔力平衡

魔力平衡


現れた結奈は、白いワンピースを着ていました。結奈は、手を開けたり閉じたり、その場でジャンプして感触を確かめているようでした。

「結奈っ!!」

僕はそんな結奈に抱きつきました。そして、また結奈に会えたという嬉しさという感情によって泣き出してしまいました。そんな僕の肩に手が置かれました。なので涙に歪んだ視界でそちらを見ると、顔まではわかりませんが、お姉ちゃんがとても苦しそうにしているのがわかりました。

「お、姉、ちゃん?」

「だ、大丈夫、よ。ただの、魔力、切れ、だから。」

「ほ、本当に?」

「ええ、カナデに、嘘は、つかないわ。少し、楽になって、きた、わね。」

「よっ、良かった、で、でも、回復はやくない?」

お姉ちゃんと会話しているうちにいつのまにか涙も止まっていました。

「たしかに、はやいわね。」

「わたしが、やったよ。奏の魔力とリヴィア姉の魔力をつりあわせたの。」

「・・・そんなことまでできたんだね。でも、僕の魔力って黒い魔力なんじゃ?何か悪影響ありそうだけど。」

「大丈夫だよ。鬼退治もしたし、あとは、わたしと会ったことで、だいぶ普通の魔力に戻すことができたの。」

「・・・本当だ、黒くない魔力があるのがわかる。って、結奈がどうにかしてくれたの?」

「うん、ある程度の割合の調整とかもできるから。ただ、鬼としての性質は消せなくて、残っちゃっているけどね。」

「そっか。まあ、いいかな?黒い鬼に乗っ取られるようなことはないでしょ?」

「うん、それは大丈夫。理性を失って暴れ出す可能性はあるから、そこは気をつけてね。」

「うん。」

「お話は終わったかな?あなたがユナちゃんね。」

「うん、結奈でいいよ、リヴィア姉。」

「そう?わかったわ、ユナ、って姉?」

「ダメ?」

「ううん、ダメじゃないわよ。よろしくね。」

「うん。」

結奈とお姉ちゃんの挨拶も無事に終わって良かった。

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