第七十話 雲散霧消
雲散霧消
黒い魔力が集まっているところにたどり着きました。そこには、黒いモヤモヤが人型を形作り、目の部分は、真っ赤に光る化け物がいました。
「コロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスーーーー。」
とりあえず、先制攻撃ということで、相手の足元に出現させた黒縄で拘束しようとしました。ですが、相手は、それを簡単に引きちぎり、こちらへ歩いて向かってきました。
「あっ、ちっ。」
僕はそう言いながら、体から、黒縄を生み出して、それで、攻撃しました。しかし、黒縄が相手に触れたと思った瞬間、一瞬にして相手の姿がぶれて、霧散しました。
「・・・どこに行った?」
僕はそう言って辺りを見渡します。
「・・・いない?っつ!」
僕は、地面より現れた黒い触手を避けました。もしかして地中にいるのか?なら、僕は焦熱地獄を使い、その触手を燃やすことにしました。本体に繋がっていれば、良いんだけどね。
「アアアアアアアアアアア!ゴロスゴロスゴロスゴロスゴロスゴロスゴロスーーー」
地面から、ランダムに触手が伸びてきます。「お姉ちゃん!風魔法で空飛べる?」
「ええ、あまり長くは持たないけど、いけるわ。『かのものを浮かしたまえ。』」
お姉ちゃんがそういうと、僕とお姉ちゃんの体は、宙に浮きました。さすがに地面にいたら避けきれない気がするからね。ただ、魔力が切れる前に倒し切れるかな?




