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第六十一話 帰宅
帰宅
「こ、これは、まさか、迷宮の地図かい?」
「はい、それから、この街と迷宮の入り口、出口の場所です。」
「まさか、全部覚えているのかい?」
「はい、そうです。ただ、見ればわかるように、迷宮内の地図は、完成していません。」
「まあ、それは、こっちでやるよ。しかし、これがあれば、探索が楽になるよ。」
「それは良かったです。」
「探索して、地図が正しいことがわかれば、報酬を支払わせてもらうよ。」
「よろしくお願いします。」
僕はそう言いました。お姉ちゃんは、テヌールさんと少し話をしていましたが、少しして、
「じゃあ、帰ろっか。」
と僕に言ってきました。
「はーい。」
僕は返事をして、お姉ちゃんについて、部屋を出ました。
僕たちは、疲れていたので、簡単に挨拶だけすると、説明はギルドに任せて、家に帰りました。ギルドは、迷宮探索の準備、計画や、僕たちに何があったかの説明と忙しかったそうだ。
僕たちは、家に帰ると、そのまま、ベッドに倒れ込み、そして、意識を失いました。




