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第五十九話 童顔白髪
童顔白髪
いきなり話しかけてきたその男に、見覚えがなかったので、首を傾げていると、
「ギルドマスター?なぜ、ここに。」
お姉ちゃんがそう言いました。へえ、ギルドマスターね。たぶん、一番偉い人なんだろう。お姉ちゃんの驚き方から判断すると、ほとんど会うことはないんだろうな。なんて、考えていると、ふと、ギルドマスターが、こっちを見ているのを感じました。
「えっと?」
「ふむ、君は、見た目が、だいぶ変わっているが、それも関係あるかい?」
そういえば、髪の色とか変わっていたっけ。一応、左目は、ずっとつぶっているけど。そういえば、そっちもあったね。普通に忘れてた。
「あの、なんで知っているんですか?」
そもそもあったことがないのになんで知っているんだ?
「普通に二階から、見たことがあったからだけど?」
「ふうん、まあ、関係はあるかな?」
「まあ、いいか、ほら、ここで話すことでもなさそうだし、付いてきなよ。」
僕はお姉ちゃんを見て、うなづいたので、一緒に向かいました。
「さて、じゃあ、まずは自己紹介といこうか。俺は、テヌール、テヌール・ストロベニアだ。ギルドマスターをしている。ああ、そっちの自己紹介は良いよ。知っているからね。さて、じゃあ、何があったのかな?」
そう言われたので、起こったことについて説明しました。




