第三百八話 探索初日
探索初日
ゴーレムのコアを砕きながら進むこと一時間。星奈さんにもミーナにも疲れが見えはじめます。・・・まあ、結構熱くなってきたし・・・何より今まで休んでないからね。
「・・・えっと、星奈お姉ちゃん?」
「・・・なに?奏くん。」
「そろそろ休憩にしない?二人とも疲れているみたいだし。」
「・・・そうね。もう少し広いところを見つけたら休むことにするわ。」
十分ほど歩くと、そこは広場になっていました。
「・・・さて、じゃあ、少し休みましう。」
「は、はい・・・」
・・・星奈さんは兎も角、ミーナは今日はもう限界かな。今日の探索はもう切り上げたほうがよさそうだね。
「・・・今日はもう探索を切り上げましょう。・・・こんな風に休憩するのに適した場所があるとも限らないしね。」
「・・・そうね。なら、ご飯を作ってしまいましょう。・・・ミーナちゃんは疲れているみたいだから私が・・・。」
「・・・いえ。私に任せてください!」
「・・・え?大丈夫なの?・・・それとも、私じゃちゃんとした料理ができるか心配なの?」
「いえ、その心配はしていませんが・・・やっぱり、私の仕事ですからね。」
「・・・そっか。・・・なら、手伝いはするけど・・・任せるね。」
「はい。お任せください!!」
・・・あまり無理はしてほしくないんだけど・・・様子を見る限り、大丈夫そうに見えるな。・・・まあ、本人が望む通りやればいいかな?




