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第二十八話 吃驚仰天
吃驚仰天
本によると、この世界には様々な種族の者が住んでいるらしい。そして、それぞれの種族ごとで集まって国を作っていることが多いそうだ。無論、別の国に行く者もしぱしぱ見受けられるらしいが。ただ、排他的な国もあるらしい。例えばスコルピア帝国なんかでは、人族至上主義が、掲げられており、他の種族は、全て奴隷なんだとか。まあ、あまり近寄りたくは無いかな?
「あれ?読むのやめたの?」
お姉ちゃんがそう聞いてきます。
「うん、読み終わったからね。それで聞きたいんだけど、この国ってなんて言うの?」
「えっ!もう読み終わったの?あと、その質問の答えは、リブリア連合国よ。」
「そんなに驚くこと?」
「だって、あんなに分厚いのよ?」
「たかだか3000ページくらいでしょ?それなら余裕だよ。全て頭に入っているよ。」
「・・・」
お姉ちゃんは、とても驚いたようで、絶句してしまった。そんなに驚くようなことなのかなあ?いや、そういえば、結奈も、かなり驚いていたっけ。なるほど、すごいことらしい。
結局その日は、さらに10冊ほどの本を丸暗記した。お姉ちゃんは唖然としていた。




