第百七十五話 契約完了
契約完了
さて、契約ってどうやるんだろう。という疑問がわかったのでしょう。説明してくれました。
「契約の方法なんですが、えっと名前を伺っても?」
「あ、奏です。」
「カナデさんですね。えっと、カナデさんは、ミーナの額に触れてください。」
「手でいいの?」
「はい、魔力を流すことができるならどこでも大丈夫です。」
「なるほど、続けてください。」
「はい、おっと、先に聞いておいた方が良かったですね。契約内容はどうしますか?」
「契約内容?たとえば、どんな風に?」
「そうですね、たとえば、秘密を喋ろうとすると痛みをはしるとかですね。そうですね、秘密を守ること、裏切らないことあたりは文言に入れておいた方がいいですね。」
「なるほど、わかりました。」
「ほかに何かないんですか?」
「はい、特にないです。」
「わかりました。では、早速始めましょう。ミーナの額に触れながら、こう言ってください。『我は汝と契約す。」と。」
「それだけでいいんですか?」
「はい、まあ、当然それだけではいけなくてこちら側でもやらなければいけないことがありますけどね。たとえば、先程の契約の内容を適応するのはこちら側でやりますから。・・・はい、終わりました。」
「よし、じゃあ、これからよろしくね。」
「は、はい!」
さて、この後は近くの町まで護衛してもいいかもしれないね。




