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死の支配者にレクイエムを  作者: looc
Nel cor più non mi sento
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第百六十五話 陽関三畳

陽関三畳


アウラははやいね。まさか、2日でリブリシアまでたどり着くとは。

「乗せてくれてありがとう。アウラ。」

「ギャウッ!!」

「とりあえず、まずはこっちで知り合った人たちに挨拶しようか。」

「ギャウッ!!」

僕はギルドへ向かいました。・・・うーん、あっ!あの人は確かバリウスさん。

「こんにちは。バリウスさん。」

「・・・ん?・・・あれ?もしかして君はカナデくんかい?」

「そうです。」

「目が覚めたのか!心配してたんだぞ。」

「ありがとうございます。1ヶ月ほど前に目が覚めて、それからリハビリをして動けるようになったので来たんですよ。」

「そうか。それで、リヴィアさんは?」

「その話はここでは・・・。」

「わかった、おい誰か代わりにお願いする。さてじゃあ、行くぞ。」

僕はバリウスさんに連れられて個室にやって来ました。

「ここなら、盗み聞きされる心配もない。それで、どうなっているのか教えてくれ。」

「・・・お姉ちゃんは・・・いま、死にかけてて、お姉ちゃんが魂を固定して、僕がお姉ちゃんの体を保存して、って感じになっています。」

「・・・そうか・・・君はつまり・・・」

「うん、お姉ちゃんを助ける方法を探す。」

「そうか、当てはあるのか?」

「とりあえず、賢者に会いに行く。」

「そうだな、それがいい。それよりもあと三時間ほどでお前の知っている冒険者たちも帰ってくるだろうけど、どうする?」

「・・・今日は会わないことにしておきます。少しでもはやく賢者に会いたいので。」

「そうか、わかった。何か伝えることはあるか?」

「いえ、今度会ったときに伝えます。お姉ちゃんと一緒に。」

そして、再び門から外へ出て、森国の場所に向かって飛んでいった。

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