大量生産された魂
ねぇ聞いて私の言葉を聞いて
寂しいからって独りよがりな優しさを
求めて泣いた夜にこそ影は深く
傷跡生々しく悲劇を語る
寂しい夜を越えて手を伸ばした先には
太陽目指して飛ぶ鳥たちよ
その暑さに焼かれいずれ墜落する
その姿を眺めることしかできない
鳥たちよ我が物顔で空を飛ぶ時代は終わってしまったのだ
どうかどうか君たちの眠りを妨げることがないように
ねぇ聞いて私の言葉を聞いて
悲しいからって押しつけがましい充実感
求めて叫んだ朝にこそ影は深く
傷跡嘘らしく喜劇を語る
悲しい朝を迎えて手を伸ばした先には
月を目指して飛ぶ鳥たちよ
その冷たさに凍えいずれ墜落する
その姿を眺めることしかできない
鳥たちよ我が物顔で空を飛ぶ時代は終わってしまったのだ
どうかどうか君たちが安らかに眠れますように
ねぇ聞いて私の言葉を聞いて
嬉しいからってどんよりとした束縛を
求めて悔やんだ昼にこそ影は深く
傷跡見あたらず悲劇も喜劇も見あたらず
嬉しい昼を過ごして手を伸ばした先には
鈍く輝く檻の中で唄う鳥たちよ
その無機質な歌声はいずれ消える
その姿を眺めることしかできない
鳥たちよその檻を砕き飛び立つときは待ってもこない
どうかどうか君たちが歌声を取り戻せるように




