SS 魔法少女マジカルあるえちゃん
番外編みたいなのです
田中大大大大先生視点です
私の名前は田中春恵
宇宙飛行士だ
嘘である
私の職業は親戚にも内緒にしてある
なぜなら少し恥ずかしいからだ
そう、私の職業はラノベ作家である
しかも結構売れてる
本当だからな
その証拠にこの前高校の時の友達が経営している本屋でサイン会したらめっちゃ行列できた
平日の夕方なのにだ
まぁ、そのせいで休日にやれだとかネットで叩かれたけどさ
気にしてねぇけどな
あ、そういえば姪っ子が並んでたからバレないか心配だったけどバレなかったわ
私の姪っ子がバカで良かったわ
まぁ、その妹にはバレちゃったけど図書カードで買収したから大丈夫だろう
そういえば初めて図書カードを人にあげたわ
私も成長したなぁ
それにしても妹ちゃん可愛かった
可愛かったから図書カード500円分にしようと思ったけど50000円分もあげちゃったよ
可愛かったから良いんだよ
でも姉のほうだったら500円だったな
理由、姉バカだから。あははは
あぁ、腹筋割れるわぁ
やっべ、姪っ子のこと考えたら美しい腹筋作れるんじゃね?
冗談はさておきそろそろヤバいんです。
何がヤバいのかって?
編集さんが来るんです
もちろん原稿は仕上がっておりません
締め切りは今日です
あと数分で編集さんが来ると計算できます
あなたならどうしますか?
あなたなら逃げるを選択するんでしょうが
子供の頃から天才だったいや、天才を越えて天災だった私は逃げません
なぜなら仕事だからです
私の最も好きな事の一つは締め切りギリギリに小説を書き終わることだ!!
\バーーーンッ/
効果音いただきましたー!
いや、そろそろマジでマズイ
あぁ、なんで私ご都合主義の無い世界を舞台にしようと思ったんだよ
ご都合主義無かったら話進まないじゃん
私のバカ、厳密に言えば過去の私バカ
バカって言ったほうがバカなんです
じゃあ、私がバカか。あははは
いや、そうじゃなくてそろそろ編集さ...
ピンポーン
来ちゃったよ
「どうぞー、開いてますよー」
「失礼します、田中あるえ先生原稿取りに来ましたー」
ちっ、やっぱ編集か
「どうせ終わってないだろうし待たせてもらいまーす」
は?今コイツ何て?
「あ、田中先生そこのお菓子とってください」
この編集、人の部屋でくつろいで菓子くれとか言いやがったぞ
ま、渡したけどさ
「どうもでーす。原稿仕上がったら言ってくださーい」
そう言って編集は..いや、編集って名前じゃないからね笹木って名前だからね
そう言って笹木はテレビをつけて横になりながら菓子をつまんで食っている
なんて私みたい..いや、だらしないんだ!
仕方なく書くことにしたが、何か暇だ
「笹木さーん彼氏出来ましたか?」
「出来ましたよ」
「え?本当?どんな人?」
「まぁ、すぐ別れましたけどね...三日で」
早ぇよ
「...なんかすみません」
「いいんですよ先生、先生は彼氏できましたか」
「小説が彼氏です。」
「あ、そういうのいいんで」
「出来てないお☆」
「ですよねー」
ですよねーって何だよ
「先生っていつから小説家目指したんですか」
「えっと多分、中学くらいからー」
「その前は何になりたかったんですか?」
「魔法少女だよ」
「魔法処女?」
ブフォッ
笹木って下言うやつだったっけ?
「少女!」
「マジカルなんとかちゃんですか?」
「マジカルあるえちゃん見参!」
「見参ですか」
「うん」
.....
話題無くなっちまった
それから書くのに集中しなんとか書き終えた
「田中先生お疲れさまです」
「仕事ですので」
渋く決めた
ドヤァ
「では早速持って行きま..うわっ」
編集三年目の笹木が段差に躓き原稿をばらまきやがった
もう私しーらね
その後原稿は笹木が集めました