『シェークスピア問題』
『シェークスピア問題』
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シェークスピアと言えば、四大悲劇『ハムレット』『マクベス』『オセロ』『リア王』が有名ですが、自分は確かに全て読んだと思いますが、『マクベス』しか、鮮明には覚えていません。しかも、興味を抱く切っ掛けになったのは、柄谷行人から。
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柄谷行人は、『意味という病』という書物の中で、『マクベス論』を書いています。そこから、『マクベス』を読んでみようと思ったという訳です。こういうことなんだな、と言う風に、思ったのを覚えています、人生の一場面として。
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結句、シェークスピア問題とは、『マクベス』以外にも、素晴らしい作品を残しているのに、自分の身勝手な読書経緯から、シェークスピアと言えば、『マクベス』だ、ぐらいにしか言えない、自己の浅はかさに、問題があると思って居ます。