あなたが信じるものは形のあるものですか?
ふと、そんな風に思ったら、不思議な気持ちになったから
私は、今、心臓がきちんと動いているからこそ、こうして文字を打ち込めるのだけれど、この一瞬後に心臓が止まれば私は、後悔するだろうかと考えて、しないと思ったのだけれど、一瞬ってどれくらいかしら。私、小説書いているの家族に秘密だし、このままこと切れる前にPCの履歴とか全部消さないといけないし、そう思ったら、一瞬はちょっとまずいかもしれないの。3分くらいは欲しいかもしれない。うー、3分で本当に大丈夫かしら。死ぬときの姿でしょう?えっやだなぁ。色々死に化粧とかされて弄られて焼かれるのやだ。えーやだなぁ。えっやだ。せめて病院が良いかしらと思ったけれど、そもそも私病院嫌いだった。うむ。やだ。
うー、前もって処分しておかなければならないものってあったかな……。えっ、よく考えたら、服とか小物とかずっと大事にとって置かれるのやだなぁ。うー。ちょっと待って、今、こと切れたら、私、やだなぁ。せめて1日前とかに解ればよいのに そうしたら、色々準備して……お別れの言葉も書かないといけないし、最後のお電話もしたいし……うーん。最後のお電話ってどんな人にかけるべきかしら。家族にかけるのはやだなぁ。
最後のお電話するときに、そのお電話する相手の方とお話出来なかったらどうすればよいのかしら?最後の最後まで粘るべきかしら?えっそんなの迷惑すぎるから出来ないよね。と、すると、他になにするかな。ダイイングメッセージ?えーそれは案件が違うよねぇ。間違われちゃう。
最後は安らかな顔をしておくべきかもしれない。えっでも眠ってるときの自分の顔もあんまりよくしらないのに、それ、想像したらちょっとやだなぁ。
安らかな顔でって言ったらお気に入りの場所で寝椅子に揺られながら眠るようにってすっごい綺麗 家に寝椅子ないけど うー。せめてこたつにする?えっ 情緒が無いじゃない駄目でしょ でも、外、今寒いし……。
うー、ベストなタイミングのベストなロケーションってむずかし むー難しいというか ほぼ不可能な気がする
明日目が覚めなければよいのに それだけ考えてればよいのかな むー




