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勇者の定義って何ですか?  作者: 結城カイン*
第一章 異世界からの刺客、狂い出す歯車
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第4話 魔力解放

「あ、危なかった…」

間一髪、俺はなんとかその剣をかわした。

「な、なんでこんなことするんだよ!ハンナ!」


すると、桃色の髪をした美少女がその顔に見合わない物騒な物を構え、不気味な笑顔を浮かべこう言った。

「安心してください。魔法は使いませんし、死なせませんからっ!」


「安心できるかっ!剣を振り回しながらいうんじゃねぇ!」

反射的に出てきた言葉を叫び、俺はひたすらハンナが振り回す剣を避ける。


"ん?なんでだろう。なんだか身体が熱くなってきた気がする…"

運動した時とは違う感じだ。まるで熱湯を身体の中に入れたような感覚。疑問に思いながらかわし続ける。


その様子を見ていたのか、ハンナはさっきまで胴体を狙って剣を振り回していたが、急に頭の真上に剣を振りかざした。


"やばい!かわさないと!"

俺は必死にかわそうとする。が、それよりも速くその剣先は髪の毛まで到達していた。

"もうだめだっ!"俺は思わず目をつむった。


しばらく静寂が続いた。目をつむりながら手足の感覚を確認する。感覚がある。生きていた。

ゆっくり目を開ける。すると、目の前に少女が倒れていた。その少女とはもちろん、ハンナである。

身体の周りも確認する。怪我一つしていない。

「どういうことだ…俺はあの時斬られてなかったということか?」


ハンナの元へ駆け寄る。

「大丈夫か?」

手を差し出し、声をかける。

「はい…大丈夫です…」


なんで俺に剣を振りかざしたのか、なぜ俺は怪我をしていないのかという疑問をハンナに投げかける。ハンナは答えた。


「まず、なぜ翔太さんに剣を振りかざしたのかということですが…魔力解放をするため、ということが答えです」

ハンナ曰く、別に俺のことを殺そうしたわけではないらしい。どうやら魔力解放というものは簡単に出来るものではなく、命の危険などといったことがない限り出来ないらしいのだ。


「次に、なんで怪我をしていないのかということですが、それは翔太さんの身体が反射的に防御魔法を発動したからです。」

「俺の身体が?ってことはつまり…」

「魔力解放は成功しました、翔太さんは魔法が使えるようになりましたよ。」


これからどうなるのか、頭の中はそれでいっぱいだった。

こんにちは!結城カイン*です!

最近ちょっと忙しくて投稿が遅れています。ごめんなさい。それでも読んでくれる読者の方のためにこれからも頑張っちゃいます!

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ではではまた次回でお会いしましょう!

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