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初登校は素敵に過激

入学式が終了しクラスメイトと初顔合わせになった。

 幸いにも大河とは同じクラスだ思わず顔がにやけるのを堪える。

 

 ん?なんだろう?視線を感じるような・・・

 視線を向けると今朝助けた女が俺達を見ている。

 まぁ、可笑しな事ではない、朝助けたのだから。

 が、なんだろう?あのネットリとした絡みつくような視線は・・・


 と、警戒していたら視線が外れた、今度は違う方を向いた。

 視線の先には、隣の中学を占めてた、山崎 健太だ。

 連れを子分達とじゃれあってるその姿を見ていた・・・ネットリと・・・


  


 健太がその視線に気付く


 「おい、お前なに?なんでこっちみてんだよ」


 「い、いぁ。私みてないですぅよぅ・・・」 


  いや、無理だよ流石に・・・


 どうしたんすか?山崎さん、子分共が近づいてくる。


 「いや、コイツがよ、うち等をなんか気持ちわりぃ目でみてんのよ・・・」


 「このブス!ぶっ飛ばすぞ!山崎さんが嫌がってんだろうが!」


 子分が掴みかかろうとした、その時。

 大河が子分の腕を捻り上げ投げ飛ばす。


 「ぐぅぁ・・・」


 子分はそのまま倒れた


 「男が大勢で女一人囲んで恥ずかしくなかか?」


 「確かに、それはそうだが。大河如きがうちに上等くれてんじゃねぇよ!」


 「おい、待てよ。山崎、お前も自覚してんだろ?やめておけよ」


 大河に掴みかかろうとする山崎を俺が止める。


 「龍二!仲間やられたらやめられねぇよ!先にお前と決着つけるか?大河なんぞ相手にもならんしな。」


 そう、大河はガキの頃にこいつにやられている、出来れば俺が相手したいんだが。


 「よか!龍二やめぇ、自分より強い相手だからって引いたら漢が廃る。ワシにやらせぇ。」


 「上等だ!またボコボコにしてやんよ!」




 まぁ、そうだよな・・・

 予想違わず山崎が終始優勢だ。

 大河は得意の接近戦に持ち込もうとするが山崎は旨く距離をとる。


 「は!昔とかわんねぇな!このワンパターンが!お前じゃうちに絶対勝てねぇよ!」


 確かに山崎は強い、空手をかじっていやがるからな。


 「確かにワシじゃ勝てんかも知れん!じゃが!引けんのう!負けれんのう!主らが言った事は許せんなぁ!」


 明らかに足取りがヤバイ大河。 

 だが、気炎万丈の叫びと共に一気に駆け込む。

 顔面にパンチを食らうが勢いは落ちずに見事に相手を捕らえる!

 ここで決まる!!

 大河は一気に相手の体勢を崩すと背中から床に強烈に叩きつけた!!


 「軽々しく女の容姿けなすなや」


 「それ、うちじゃないし・・・」


 納得できなそうに山崎は倒れた・・・


 「まぁ、なんじゃ災難だったな。あれだ、ワシは可愛いと思うぞ主の事」


 はにかみながら大河は彼女にそういった。


 「え?まぁ、その。どうも?」


 彼女にはどうも伝わなかったらしい。




 が、俺にはジャストミートした!



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