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Zな彼女とネクロマンサーの僕  作者: キノコ二等兵
レッドフィールド編
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司とゼロワン

「ふー!さっぱりしたー」


「ゼロワン!服を着てから戻ってこい!こちらのことも考えろ!」


「んんん・・・ポツーは純情だねー」


裸体を晒し、側から見れば痴女に見られてもおかしくない。


「服持ってくるの忘れたからねしょうがないね」


タンスを開きその中から適当なものを着込み、そこでゼロツーにいいよと声をかける。


信用出来ないのか、視線をこちらに向けようとしない。


「じゃあこっちから近寄ってあげる」


「ゼ、ゼロワ・・・」


「本当面白い反応で苛めたくなっちゃう」


「勘弁してくれ・・・」


坂木の時と同じような笑い方でいるとゼロツーは真面目な顔になる。それを見たゼロワンは表情を変えていく。


「俺たちはゼロワンの殺意をどうにかしたい」


「私に言っても意味ないよそれ。まっ分かっちゃいるけど、トラウマだからね。これ」


ベッドに腰掛け脚を組みゼロツーを見つめる。


「ただ人を殺すだけで人の心はボロボロになるものさ。彼の場合は一度ならず複数回それを意識なくとはいえ行った。その上自分が楽しんでいたのを実感として覚えている。そりゃ防衛本能であんなものが出るさ」


「ならどうすればいい」


「殺せばいいじゃん。私ごと。ツカサをやろうとしたんだから出来るでしょ」


「今の人格はゼロワンだ。オリジナルの時も結局勝てなかった。舐めて使い魔を1体しか出してなかったから何とかなったが、もう1体たとえ性能の低い使い魔だとしても俺の勝てる要素はなかった」


「でも勝った。それは事実でしょ」


痺れたのか脚を組み直す。不敵な笑みがこぼれたままゼロツーを見つめ続けるがゼロツーは変わらず視線を逸らす。


「・・・・・・」


答える事は出来ず逃げるように扉に足を進めていると、ゼロワンとゼロツーの携帯からほぼ同時にアラーム音が鳴った。


互いに開くと、僅かに驚愕の表情を浮かべるゼロツーと、「ふーんそうなんだ」と無関心な表情という違いが見えた。


「ゼロワン」


「モモちゃんとクルミちゃんだっけ?名前手に入れたんだ・・・・・・」


「男の方なら助けに行きたいと思うだろ?どうにかそいつを表に———」


肩を透かしため息を吐く。


「君が呼んでおいて私が、ボクが必要なくなればそういう態度するんだね」


ベッドからゼロツーへと飛びかかり胸ぐらを掴む。


「女は主な殺害対象なだけで君を殺そうと思えばやってもいいんだぞ」


「ゼロワン」


手を離しゼロツーに背中を向ける。


「行くならボクが行こう」


「何?」


「この身体はツカサのだからね。そりゃ目覚めないならボクがやるしかない」


「そうか、それなら準備をしてくる。ゼロワンも準備をしておいてくれ」


「りょーかい。10分頂戴ねー」


ゼロツーは部屋を後にしてゼロワンはパーカーに手を伸ばす。


「そうだよ・・・この身体はツカサのだ。今はまだ・・・・・・ね」


パーカーを着直したゼロワンは包帯を巻きつけた右腕から蛮刀を作り出し、くるくると回す。それを逆手に持つと数回振り回す。


「だからその子たちを殺す。それでボクが主人格になるんだ・・・・・・!」


その殺意を妹たちの部屋の方向を向けつつ小さく笑みを浮かべた。

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