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Zな彼女とネクロマンサーの僕  作者: キノコ二等兵
レッドフィールド編
129/194

終幕2

死体となった兵士達と共に偽のレッドフィールドを輸送していると、向かった先は屋上だった。


「(あれま逃げるつもりなんだ。上官はいるのかな?)」


「フェイカーさんがやられた!人質さえあればどうにか出来る!一度態勢を整えるよ!」


ネオスリーは僅かの兵士をヘリコプターに乗せていく。レッドフィールドの見た目は兵士に紛れているため簡単に乗り込むことが出来た。


「よし乗ったね。上げて!」


ヘリコプターはローターを回転させて上がると巨大人工浮島(ギガフロート)を繋ぐ柱へと飛んでいく。


「すいませんフェイカーさん・・・仇は必ず・・・」


ネオスリーに走馬灯のようにイメージが走る。そこでは誰かに撃たれるものだった。


「(この位置から・・・!?)」


小太刀を抜きイメージで撃たれた場所に置くと同時に銃弾が小太刀に当たり火花を散らす。


兵士に扮したレッドフィールドは他の兵士に隠れるように座っていた為被害を受けず、残りの兵士達は全員撃たれたことで態勢を崩し1人はヘリから落ちてしまった。


「何するのさ!?」


「敵前逃亡はフェイカーは認めていませんよ」


「じゃあなんでエレベーターに向かってるの!?」


「未来が見えるのは戦闘行動だけみたいですね」


顔面マスクを脱ぎ捨てると現れたのは木下だった。


「死にたくないなら分かっていますね?」


「こんっの・・・!」


小太刀を振り降ろすと、それを右指で防ぎ左手を突き出してネオスリーの脇腹に刺し込む。


「がっ!?」


「攻撃するなら容赦はしない」


腕を刺したままヘリの扉へ持っていくと蹴り飛ばして街へと落とした。


「こちら木下。ネオスリーを逃した。ヘリから落下した為死体は確認できず。能力者の為生存の可能性もある。注意されたし」


木下はどこかへ連絡を送るとレッドフィールドと目を合わせるために視線を合わせる。


「直接助けに行けなくて申し訳ございません、もう1人の主任」


「・・・なんで敵兵の姿をしてるし顔を隠してるのに分かったの?」


「主任のことなら何でもわかりますとも。いつからあなたと一緒に働いていると思うんですか?零細の時からですよ?」


「ふふっ。はははは!ホントすごいなぁ木下は!もう1人のボクはどうなったの?」


「あなたの救出するために攻撃を行ったのですが、負傷したようですね。状態までは分かりませんが」


「そう・・・なんだ・・・」


しゅんとしたレッドフィールドを見つつともに搭乗していた社員から操縦を変わると会社へと帰投した。

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