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Zな彼女とネクロマンサーの僕  作者: キノコ二等兵
レッドフィールド編
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ゼロツーVSゼロスリー

「た、隊長!?どうして?現地集合では?」


「ん?現地集合?どゆこと?」


「そいつは偽物だ!全員戦闘態勢!」


上から正手で小太刀を振り下ろすゼロスリーがいた。


「ほんとだーこれじゃあ勘違いするのも無理はないね」


ゼロスリーは右腰の小太刀を逆手に抜くと、その振り下ろす攻撃を防いだ。


「同じ顔が目の前にいるのって変だね・・・!」


試作品(プロト)と同じ扱いなんて嫌だな!」


上から落ちてきたゼロスリーは下にいるゼロスリーの肩を蹴り距離を取る。


「・・・・・・」


「・・・・・・」


互いに目を合わせて立ち尽くす2人。周りもどちらか分からないのか動くことはせずに銃を取り出そうと楽器入れを開こうとする。


「何してんのみんな!向こうをさっさと撃つんだよ!」


「はっ、はい!」


「部下へ当たるなんて良くないと思うけどね!」


「試作品風情が!」


2人が近づく所で上から消火剤が撒かれて周りが白くなり視界が潰される。


『ゼロスリー。脱出だ!』


「・・・・・・!?了解!」


小太刀を逆手に持つゼロスリーは小太刀を納めながら駅の外に出てゼロツーと合流する。


「迎撃は?奴ら現地で集合って言ってたよ」


「迎撃自体はする。初見相手はお前は辛いだろ?もし追ってきたら俺がお前似の奴はやる」


「りょうかい。あれは勘違いしてもおかしくないと思うよ」


背後から身体全身に消火剤を纏いながらゼロスリーが現れた。


「奴とお前を分けるためにこれからはネオスリーでいくがいいな?」


「ゼロワンが付けそうで良いねそれ」


「他の奴らを頼むぞ」


「うん!」


2人はゼロスリー———ネオスリー———へと走り込み、ゼロツーを踏み台にするとネオスリーを飛び越えて元いた場所へと向かった。


「困るなそんなに顔が似てると」


「それは僕も言えることなんだけどね」


素早く近づき左手に構えた小太刀を左斜めから振り上げる。


それを右手を鋼のように硬くする事で流すという方法で回避する。


それに対してゼロツーは空いた左手を同じように硬くし腹部の入れるがそれをネオスリーは小太刀の腹で防ぐ。


「初見でも対処出来るか・・・」


試作品(プロト)風情と一緒にしてほしくないな。僕は完全に未来を見ることが出来る。小手先でどうにかなると思わない事だね」


「そういう所はゼロスリーなんだな。常に自分が有利と考えるから、相手に情報を与える。新型といっても記憶は同じな以上癖までは消せないらしい」


「なんだと!?」


左側を後ろに下げて右側を前に出す。それによって前に出た右肘をゼロスリーへと放つ。


当然小太刀で防がれるが、それを気にすることはなく力強く押し込んでいく。


「ん・・・!」


「・・・んっの!」


弾くようにゼロツーの右肘を防ぐと、距離を離し小太刀を構え直す。


「僕が力負けするなんて・・・」


「攻撃する場所までか・・・」


互いに知った人物同士の戦いだったが、一進一退なことには変わらず、2人は攻撃を続けた。

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