第三十二話 新たな朝3
エレナにつれられ食堂に入ると時間の問題かまだ薄暗いが廊下と同じように窓から太陽が差し込む構造になっている為視界は確保されている。
『じゃ、ノエルちゃんは座って待ってて水用意するから。』
そう言うとエレナはコップを取りに向かいコップに魔術で水を入れる。
『はい、神の一部を取り込むって言うのは貴重な体験だからね喜びもひとしおだよ特にそれが自分が信じる神ならね。』
エレナはどこか懐かしそうに語りながらノエルに水を渡す。
『確かにそうそうないことですよね。』
ノエルは手のひらに乗せた石を見つめながらそう言う。
(相変わらず綺麗ですね)
美しく輝くこの石をいつまでも眺めたい所だが無くしてしまっては大変だそろそろ一思いに飲んでしまおう。
ノエルは石を口に入れ一気に水で流し込む、するとあたたかい石は喉から降っていき消えた。
(消えた?いやこれは、)
実体は消えたが力を感じられるあの石と同じようにあたたかい力だ。
(やれますよ、これなら。)
ノエルが舞い上がっていると見ていたエレナが話しかけてくる。
『これでノエルちゃんも太陽神の力を得たわけだ』
エレナはニコニコしながらそう言う。
『あっ、すいません舞い上がってました。』
(そういえば)
『新しい魔術が使えるようになったり陽が出てると力が強くなったりは聞いたんですけど。』
『概ねそのぐらいだけど後はさっきも言ったけど陽の光を浴びてると傷が早く治ったりするよ、まぁポーション使うなり回復魔法使う方が早いけど怪我してるんなら呑気に日光浴してる場合じゃないし。』
『んー、確かに使い所が難しそうですね。』
『後はゲールはビーム撃てるよめちゃくちゃ太いやつ、くらうと消し炭になるから死体を回収できないのが難点かな。』
『すごい火力ですね私も使ってみたいものです。』
(ビーム、、、打ちたいですね)
『後は質問されそうなことわーと、石の名前は太陽石で今日の朝食はベーコンエッグ今日は暇だから誘ってくれたら街の案内ぐらいは出来るかな!!』
そう言いながらエレナはずいっと顔を近づけてくるし犬耳と尻尾がパタパタしてる。
(圧が、圧がすごい)
『あー、じゃあ街の案内お願いできますかね。』
そう言うとエレナは
『もちろん!』
と満面の笑みで答えた。




