第二十五話 太陽神4
『その感じなら入ってもよさそう、ですかね。』
『それならよかった歓迎するよ儀式があるからやりたくなったら言ってくれ。』
そう言うゲールはどことなく嬉しそうだ。
『今、行けますかね。』
善は急げです、こう言うのは早くやっておいたほうがいいに決まっています。
『いいね、熱心な信徒は好きだよ、シェリル君はどうする?』
『は、入ります。』
シェリルは慌ててそう言う。
ゲールはその様子を見て。
『いや、無理はしないでいいよ君は信仰心があるわけでも実利で入ろうとしたわけでもないだろう?』
『い、いぇ、そんなことは』
そう言うシェリルの目は泳ぎまくっているしカップを持つ手も心なしか震えている。
『いや別に怒ってるわけじゃないんだ』
ゲールがどう感じているかノエルには見当がつかないが多分怒ってはいないのだろう。
『まぁ、急ぐことはないからゆっくり考えればいいよ。』
『はい、、、ありがとうございます』
シェリルは少し萎縮しているようだった。
『じゃあ、僕は儀式の準備をするから二人は楽にしていてくれ。エレナ儀式の準備やるよ。』
そういうとゲールはエレナを連れて部屋から出て行った。
〜ゲール視点〜
今日はいい日だ、新しい太陽神様の信徒が生まれるのだから、ノエルは太陽神様の加護要するに実利目的だろうけど最初はそれでもいい、ほとんどの場合最初の祈りは自身の利益のためだ、僕にはそれを咎める気はないみんな最初はそんなものだし長く太陽神様の加護を使っていれば自然と愛着は湧くものだ。
心から信仰していなくてもいいのだ、もちろん信心深いに越したことはないが形だけの祈りと加護のための貢物でも神の役に立つことには変わりない。
一番ダメなのは他者からの強制や流されることだ、強制された祈りに心が籠るわけはないし流されて入った宗教に愛着が湧くはずがない、なんとなくでも加護目的でもいいとにかく自らの意思で祈り神への理解を深めることが重要なのだ。




