第二十二話 太陽神1
『太陽神様ですか。』
『そう、太陽神様。』
『説明だけ聞かせてもらっても大丈夫ですか?』
『おっと、そうだねまずは私達の事を知ってもらわないと。』
そういうとゲールは机に乗り出していた体を元に戻し語り始める。
『この世界にはいろいろな神がいてその神を崇拝する信者達がいるわけだ、で僕達はその神々の中でも太陽神様を信仰している。』
『さっき広義穏健派って言ったのは太陽神の教会の中でも宗派や派閥によっては過激派も穏健派もいる、まぁ基本的に太陽神様の信者です。で済むけどわかりやすい方がいいからね。』
『ここまでで質問はあるかい?』
『まず太陽神様はどんな神様なんですか?』
(ここはかなり重要ですね、いい具合だったら入信を考えてもいいかもしれません。)
『太陽神様の事だね、任せてくれ、と言っても太陽神様は文字通り太陽の神だこの教会の場合は全ての太陽神様を信仰しているだから広義派なんだ。』
『太陽神様って何人もいるんですか!?』
『うん、今わかってるだけでも六柱いるよ。』
『太陽一つにつき一人ではないんですか?』
子供でも知っている、というより空を見上げればわかることではあるがこの世界には太陽が複数個存在する、格子状に存在する太陽は基本同時かつ垂直に昇り降りし地面に巨大な穴を開け地下世界や大地の裏側への入り口となっている。
『いや、どうやらそれが違うんだ詳しくはわかっていないから推測にしかならないけど僕はまだ産まれていないだけだと思っている。』
そう語るゲールの口調はさらに真剣さを増している。
『まだ産まれていないだけ、ですか?』
『あぁ、この世界の神が成立する過程は僕の知る限りだと四つだ、一つ目は人々信仰や感情から産まれる、二つ目は儀式なりなんなりで神を産み出す、三つ目はなんの前ぶれもなく突然産まれる、これに関しては出現の方が正しいかもしれない、四つ目人が修行や特殊な能力で神になるこれは一つ目と二つ目に重なるところもあるね。』
『で、太陽神様はどれかというと、、、全部だ。』
『全部?』
『そう全部正確には一つ目が三柱、残りの三つが一柱ずつだ。』
ゲールが説明を続けようとした時部屋の奥にある扉が開き声が聞こえてくる。
『コーヒー入りましたよー。』
『おっと飲み物の用意ができたみたいだね、少し休憩にしようか。』




