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死を超えて〜天才ネクロマンサーは死霊術で異世界を生き抜く〜  作者: 紅葉駿馬
一章 ゴミ山の上から

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第十八話 教会へ

ギルドでの話が終わった後私たちは教会に向かうためにギルドの外に出ました。


(ん?これはなんでしょう)


ギルドの前の通りには何かの肉片が飛び散りおそらく血であろうやたらとカラフルな液体がかつてゴミ山で見た打ち捨てられた絨毯か絵画のように申し訳程度に舗装された地面を彩っている。


『ゲールさんあれはなんですか?』


『ただの血でしょ仕留めた相手をギルドに売りに来る人は多いからね。』


『それだけであんなに道がカラフルになる物なんですか?』


『基本血抜きみたいな死体の処理が雑なんだよ、血にも使い道はあるけどギルドに持ち込まれるような肉は大部分がミンチからの食用だし。』

『後単純に死体引き摺るから地面で削れてる。』


『そうなんですねぇ』


『あまり見たことがないんですか?』

シェリルが小声で質問してくる。


『確かに街で暮らしてればあんな感じの光景は飽きるほど見る物だしね。』

ゲールも体をうねらせ進みながらいうおそらく質問の意図があるのだろう。


(言っていい物なんですかね?)

ノエルは一旦自分のことを話すかどうか考えたがすぐに結果は出た、ここで話さないのも感じが悪いし所詮小娘一人の話だ、知られたところでどうなるでもないしわざわざ隠すようなことでもない。


『私、ゴミ山の方で暮らしていてあんまり人と関わりがなかったんですよだから一般的な感覚がわからなくて。』


『それにしては割と言葉遣いが丁寧だし礼儀もあるよね、ここらだと予想はつくけど。』


『ご明察の通り記憶結晶です。』


『やっぱり?君もなかなか運がいいね。』

『ま、事情はわかったよ。』

その話を聞いていたシェリルは自分の質問に答えてもらったのが嬉しかったのかフード付きのローブから微妙にはみ出した尻尾がゆらゆらと揺れている。


『それならよかったです、記憶結晶の副作用について知った時は背筋が凍りましたよ。』


『ま〜ね、あれに関しては本当に直で使うもんじゃないから。』

『なんにせよちゃんとした機材と有識者を用意するのが一番だよ。』

ゲールの言葉には実感が籠っており過去に何かあったことを窺わせる。


(こういうの気になるんですよねぇ、、、聞いてみますか)


『昔何かあったんですか?』


『いやぁね、昔知り合いが魂輝会にやられてね、多分その知り合いの記憶結晶を使ったであろう人間に襲撃されてさ。』


『襲撃ですか?知り合いというのは恨み的な意味で?』


『いや普通に友達、襲ってきたやつは側から見ても明らかに錯乱してたしぶつぶつ支離滅裂なこと呟いてたから。』

『割と長く生きてるのもあって別に襲撃されたり知り合いが死んだりすることは珍しくないけどああいうパターンは流石に初体験だったよ。』

『だから記憶結晶は迂闊に使うべきじゃないよ、本当に。』

その言葉には先ほど以上の実感が籠っていました。

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