第十五話 サロンで
買取を終えて落ち着いた私はギルドに併設されたサロンに向かいました。
ザガンさんによるとこのサロンというのは冒険者同士での交流や依頼の打ち合わせを目的に使われる場所で既に座っている人に話しかけて相席する方式のようです、他にも軽食を売る店がいくつかあり軽く食事をすることもできます。
まずは最初が肝心です。
今すぐ誰かと依頼を受ける予定があるわけではありせんが、親しい相手というのはいて損はないですから。
とりあえず、店で売っていた串焼きの肉(一本百エトル)を食べながら座れそうな席を探す事にします。
良い感じに優しそうな人を探し見つけたは良いものの緊張と割と初めてに近いまともな料理である串焼きの美味しさのせいで中々話しかけられず食べ終わった串焼きが三十本を超えたあたりでやっと踏ん切りがつきました。
話しかけるのは一人で席に座ってそわそわしているフード付きのローブを被った女の子、背丈が私と近いですし向こうもあからさまに緊張しているので多少はやりやすいでしょう。
よし、それでは話しかけましょう。
『す、すいません、この席大丈夫ですか?』
『あっ、大丈夫です』
そう言うと向かいの女の子は顔を下げてしまいました。
私はそのまま女の子の向かいに座りなんとか話をしようとします。
『えっと、最近どうですか?』
何聞いてるんですか私!?
初対面の人に普通聞きます!?
いや、落ち着きましょう今は相手の反応を伺って、、、
『あっえっと、私冒険者になっばかりで、ごめんなさい、、、』
『あっ、最近冒険者に。』
『、、、』
『、、、』
き、気まずい、自分から話しかけてなんですが早速下手に話しかけたことを後悔し始めました。
今まで他人を警戒するあまり人とほとんど話さなかったことの弊害がここで出ましたか、、、
いえ、でも向こうも駆け出し冒険者のようですしなんとかそこから話を!
『あーえっと、いつごろ冒険者に?』
『あっ、4日前、、、です』
よし!話が始まった!この調子で。
『依頼とかは何を』
『素材の買取のやつです』
『どんなものを持って行ったんですか?』
『道具とか死体とかいろいろです』
『、、、』
『、、、』
だ、だめです話しが続きません!
相手の人も冷や汗かいてるしあからさまに目が泳いでいます。
この状況どうすれば、、、




