第十四話 買取
宝探しを終えたノエルは街に向かい、街に着くとすぐにギルドに向かった。
ギルドに着いた頃にはすでに太陽は昇りきりギルドには他の冒険者達も並んでいて、並ぶにもしばらく時間がかかりそうだった。
(どうしますかね、とりあえず並びますか)
グヴィネツはそこまで大きな街ではないし、なんなら過去の第一次エルフィリア戦争の時が全盛期であり戦線が北方に移った今では寂れている街だ。
なのでそんな寂れた街にあるギルドに出入りする冒険者も相対的には少ないのだが、ギルド側のキャパシティも少ないため客が多いがキャパシティも多い大規模なギルドに比べ結果的に待ち時間が長めになっている。
そうしてノエルが列に並んでいると背後から声がかけられる。
『君、素材の買取かね?』
そう声をかけてきたのは人一人分はありそうな巨大な蔓の塊だった。
おそらくノエルが死霊術で運んでいた素材を見て声をかけたのだろう。
『はい、そうです』
『それなら私に着いてきてくれ』
そういうと巨大な蔓はギルドの裏の方に向かっていく
、そのまま進むと小さな倉庫のような場所にたどり着いたそこでは数人のギルド職員が何かを運んだり、調べたりしている。
『素材の買取はここでやっているんだ、私は買取担当のザガンという』
そういうとザガンは蔓を一本ノエルの方へ伸ばしてくるおそらく握手を求めているのだろう。
『私はノエルと言います、今朝ギルドに入りました』
ノエルは蔓を握りながらそういう。
『あぁ、新人さんか人が増えるのは良い事だよろしく頼むよ』
蔓でノエルの手を握り返したザガンは蔓を戻した後買取についての話を始める。
『ここでは素材を買い取っている、どんなものでも基本買い取るから気が向いたら持ってきてくれ』
『んで、見た感じ買い取って欲しいのは後ろのそれか?』
『はい、買取をお願いします』
ノエルがそういうとザガンは蔓を器用に使って素材の検品を始める。
『まずはこれ、見事な干物だな七千ぐらいか、こっちの記憶結晶は一律八万で6個あるから四十八万そんでこの岩は剣込みで三万ってところか。』
『合計で五十一万七千だ、割と大金だな新人にしてはやるじゃないか』
『買取はこれで良いかい?』
『はい、よろしくお願いします』
ノエルは元気よくそういった。




