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死を超えて〜天才ネクロマンサーは死霊術で異世界を生き抜く〜  作者: 紅葉駿馬
一章 ゴミ山の上から

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第十三話 宝探し、もしくはゴミ漁り2

哀れにも干物になった人獣を回収した後も私は目についた物を拾っていきます。


流石に良いと言われたとはいえ初っ端から腐乱死体持ってくのもどうかと思ったので、拾うのは武器や記憶結晶、まだ使えそうな道具類ですが。


それにしてもこの干物興味深いですね、短時間血を吸われただけでここまで乾くとは。

そのまま拳をぶつけてみると、コンコンという軽い音がする。

これ、ちょっと美味しそうに見えてきました。

別に味はともかく食べ物に困っているわけではありませんが、ちゃんと処理して焼いたら街で売ってた肉煎餅みたいになりませんかね?


いや、それなら普通に買った方がいいですね、料理なんて生まれてこの方全く縁がなかったですし、調理ができるような場所も知りません。


そんな取るに足らない思考をしながら歩いていると、どこからか何かを打ち合う音が聞こえてくる。


ノエルは急いでゴミの陰に隠れながら慎重に周囲の様子を伺う。

ゴミ山以外の場所でも言えることだがノエルのような弱者にとって慎重さというのは危険な場所で生き抜くために自然に身につく物だ、慎重さを身につけれない人間はすぐに死ぬし、慎重さを身につけられても慎重さを失った人間から死んでいくのだから。


それでもギルドに登録して晴れて冒険者となったノエルは少し浮かれていた。

そんな心の隙がノエルに普段なら到底しないだろう考えをもたらした。


少し近づいてみるのはどうだろう。

少なくともゴミ山であるかもわからない宝を探すよりはその辺を歩いている人間の身ぐるみ剥いで死体も回収するぐらいの勢いの方が稼ぎは遥かに良いだろう。


幸運なことにノエルがあーでもないこーでもないと悩んでいるうちにいつのまにか音は止んでいた。


いつのまにか音が止んでいますね、少し近づいてみましょう。


ノエルは周囲を警戒しゴミに身を隠しながら慎重に進む、そうして音が聞こえた場所に着くとそこには大体ノエルの半分くらいの大きさの岩が転がっている。

それをよくみると剣が突き刺さっており、剣が刺さった場所からは光を反射する液体が流れ出している。


これは岩石種族ですかね、今日はやたらいろんな種族に出会います。

これも剣ごと持っていきましょうなんか高く売れそうですし。

今日はとりあえずこんなもので良いでしょう報酬がどの程度なのかも気になりますし。


そうして集めた人獣の干物と剣が刺さった岩、家にあったものも含めたいくつかの記憶結晶をもちノエルは街の方に向かった。

異世界物の冒険者 言うほど冒険していない事に定評がある。

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