第十一話 ギルドにて3
受付さんの説明が終わりました、聞いた所特に問題はなさそうです。
まぁ、文字の読みすら怪しい人間が文字を書けるわけもなく代筆をお願いしました。
これで晴れてギルドに登録できたわけです。
『依頼を受けて行かれますか?』
受付さんが聞いてきます、一応目だけ通しておきましょう。
私が見ると答えると受付さんが掲示板の方向にモヤを伸ばし『あちらの掲示板に依頼が張り出されています』と言いました。
私はお礼を言った後掲示板に向かいます。
掲示板にはたくさんの依頼が張り出されています。
素材の納品や物品輸送、護衛や襲撃等の戦闘依頼まで様々です。
ランクや特定の技能などの条件がついているものも多く私でもできるのは常設の素材の納品ぐらいでしょうか?
そうしてしばらく依頼を眺めていると隣り合わせに貼られた二つの依頼が目に入りました。
藍槍保護地域襲撃のための戦力募集
藍槍の保護地域への襲撃目的は略奪と奴隷化及び藍槍指導者の生け取り
報酬については四万エトル+保護地域からの略奪品+戦果に応じて捉えた保護地域居住者の売却額の一部譲渡
藍槍指導者を生け取りにした場合三十万エトル
依頼者ループシア奴隷商会第3241実働部隊
ループシア奴隷商会による襲撃阻止
ループシア奴隷商会による藍槍保護地域への襲撃阻止可能ならば殲滅
報酬については十一万エトル
依頼者藍槍
えぇ?これ何が起きてるんですか?
襲撃依頼と襲撃対象の防衛依頼が同時に?しかも隣り合わせですし、、、。
気にしないでおきましょう、こう言うことがあると知れただけでも成果です。
まぁ、最初は素材の納品あたりを受けますか。
素材の納品は常設のようですし、不安なのは報酬が完全にギルド側の査定次第なことですが、どうしようもないですね。
後は、受付さんに素材の納品について話を聞きましょう。
カウンターの受付さんの元に向かい質問を始めます。
『少し質問があるのですがいいでしょうか?』
『もちろんです』
『素材の納品についてどんな素材なら受け取ってもらえるのでしょうか?』
『たいていのものは大丈夫です、勿論状態のいいものの方が査定は高いですがとりあえず持ってきてもらえれば武器の残骸や腐乱死体でも買い取ります』
ギルドは私が思っていたよりだいぶよくわからない組織のようです。




