第十話 ギルドにて2
『ギルドへの登録をお願いします』
私がそう言うと黒いモヤ、ギルドの方は机の下から紙を取り出し机の上に置きました。
『登録料の千エトルはお持ちですか?』
『はい』
机に千エトルを出すとギルドの方が回収し再び念話が飛んできます。
『帝国銀行の口座はお持ちですか?』
『いえ、持っていません。』
銀行の口座ですか、私には縁のない代物ですね。
『ギルドに関してのご説明は必要でしょうか?』
『お願いします』
こういった説明はしっかり聞く必要があります、聞き流すと碌なことになりません。
『それでは説明の方をさせていただきます。』
『ギルドは商業連合によって運営される営利組織であり、個人、組織問わず様々な依頼を受けその依頼をギルド登録者の方に紹介します。』
『ギルド登録者は能力や達成した依頼などでランク分けされランクが高いと優遇を受けられたり大規模な組織からの指名依頼が入ることもあります。』
『ランクはFからAその上にSランクがあります。』
大体はわかりましたランク周りは知らなかったのでやっぱり聞いておいてよかったですね。
『説明はこれで終了です、登録料はいただいているのでこちらの用紙にサインをお願いします。』
そう言うと受付さんが用紙こちらに向けてきます、私は用紙を手に取り目を通します。
読めませんね、私は記憶結晶のおかげでいくつかの言葉を喋れますが読み書きに関しては単語ならある程度は読めるといったぐらいなのでしょうがない所もありますが。
ですが契約書読まずに契約するのは私だってやばいとわかります。
この場合は、、、受付さんに読んでもらいますか、若干恥ずかしいですが念話なので他の人には聞こえませんし。
『こちらの用紙を読んでもらうことってできますか?』
『はい、可能です。』
『お願いします。』
よかった、読んでもらえるようですねこれで安心です。
『それでは、登録者の受注した依頼やその結果などの情報はギルドによって記録されます。』
『報酬については基本的にギルドと業務提携を行っている帝国銀行の口座に振り込まれますがギルドと帝国銀行のどちらでも受け取りが可能です。』
『上記の報酬システムの都合上ギルドへの登録と同時に帝国銀行の口座も開設されこちらは報酬の受け取り以外にも通常の銀行口座と同じように使用することが可能です。』
『なお口座開設に必要な手数料はギルドが負担します。』
『ギルドが仲介した依頼により依頼受注者が受けた損害に関してはギルドは一切の責任を負いません、これに関しては依頼者も同様です。』
『以上になります。』




