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第1話 女の子を助けた。

自身2作品目の投稿になります。

楽しんでいただければ幸いです。

第1話 女の子を助けた。


男子というものは、いつもくだらない妄想をしているものである。

君たちも授業中、様々な妄想をしているだろう?


例えば、もし教室に不審者が入ってきたらどう戦うか、とか異世界に転生したらまず何をしようか、とか......


もし目の前で女の子が倒れそうになっていたらどう助けるか......とか。














―――とある日曜日


俺、南楓汰はよく行くアニメショップに行こうと電車に乗っていた。

毎日のように電車に乗るため、特別感はないし本当に暇だ。

日曜日は座席に座れるのがいい所だけど。


日曜日にアニメショップに行くことは次の一週間を乗切るための大事なルーティンだ。

アニメショップになら陰キャの俺でも何度でも行ける。なんかすごい安心感があるからな








―――目的の駅に着き、俺は電車を降りた。


すると目の前に見るからに体調の悪そうな女の子がふらふらと歩いている。

背は少し低く、俯いているため顔はよく見えない。


大丈夫なのか?

いや、でもいきなり話しかけて肩を貸すとかしたら痴漢になりかねないよな......

あくまで他人だし......

でもかなりやばそうだよな、これ?


昔は女の子を助ける妄想とかしていたなぁなどと思いながら眺めていると、女の子が階段に差し掛かった時のことだった。


突然女の子の体が傾く。


「あっ……」


「ちょ、おい! 」


突然女の子が階段で体が傾くのを見ると、体が勝手に動いていた。


ギリギリ間に合った。

とっさだったため抱き合うような形になってしまったが、致し方ない。


「だ、大丈夫ですか?」

「は、はい……」


やはり体調が悪そうだ。倒れるほどなのだから相当だろう。はぁ、手を掴んだ手前放っておけないな。


「顔色が悪いですけど体調が悪いんですか?」

「少し……」


「朝ごはんとか食べました?」

「実は食べていなくて……」


「これ、コンビニのおにぎりですけど、食欲あるなら食べてください」

「い、いえ、さすがに申し訳ないです。大丈夫なので……」


大丈夫と言いつつもフラフラしているではないか。

誰がどう見ても大丈夫には見えない。

これは俺がこのままここにいても気を遣って食べないタイプの子だな。よし、ここは渡して逃げよう。


「あ、ショップの開店時間だ。 では僕はこれで。 これからは気をつけてくださいね」


「あ、ちょっと……」


最後に女の子が何かを言いかけていたが、ショップの開店時間も近いのでスルー。

まあどうせありがとうとかそういう事だろうしね。


というか、本当に目の前で倒れそうな女の子を助けるようなシチュエーションが訪れるなんてね。


王子様とかだったら完全にフラグ立つやつだこれ

まあ俺は王子様でも魔王様でも無いからフラグのフの字も出てこないけどね、ははは


そのまま俺はアニメショップに向かい、いつものように買い物をして家に帰った。

今日もいい買い物をしたぜ。

ちなみに何を買ったかは内緒にしておく

あ、健全なやつだよ??


そいえばあの子あの後大丈夫だったかな

まあ朝ごはん食べてないだけだったらおにぎり食べとけば大丈夫だよな

にしても倒れそうになるくらい空腹ってどんな状況だ……?


普通にあの階段で転んだら死ぬよな……

ほんと死ななくてよかった……

もしこんな所で死んだら地縛霊になるに決まっている。

某妖怪アニメみたいに電車にひたすらパンチして寸止め事故起こすようになっちゃう……


そんなことを思いながら眠りに落ちた。

明日は月曜日。すなわち一週間の始まり……

日曜日の夜の絶望感ってすごいよね。

毎日寝る時だけ金曜日の夜くらいの気分で寝たい……

キリのいいところまで毎日投稿していくつもりです。

良いと感じた方はぜひ感想、ブクマ等よろしくお願いします。

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