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なんでもありません!

 こんにちはミサリーです。最近、私は冒険者稼業でとても忙しいです。


 あれ、私の職業は確かメイドのはずですよね?しかもお嬢様専属メイドですよ?なぜ私、こんなに魔物を虐殺してるのでしょうか?


 主に私が冒険者稼業をしている理由としては、お金稼ぎ。お嬢様方と旅を共にするにあたり、金銭面は私が頑張って担当しています。


 ただし、大事な場面では私は戦力外となります。この間の日ノ本での戦いにおいても私は確かに雑魚相手にたくさん頑張っていたものの、お嬢様と一緒に戦うほど強いとは思っていません。


 それが私の中ではかなりの屈辱なのです。だから冒険者を続けて強くなろうとしているというのも理由の一つですが。


 ですがまあ、そこは役割分担。私は今の私のできることを精一杯頑張ればいいのです。と思っているのはいいのですが……


「レオ君はお茶を淹れるのは上手だねぇ」


「あはは、ありがとう」


 ……メイドなのに、メイド稼業で負けてしまっています。なぜだ!?


 彼は今ではもう大事な家族の一員でありますが、メイドの仕事を取られているのでちょっと悲しいです。ですが、私の腕前が劣っていただけのこと。


 もっともっと鍛えて絶対に負けないように頑張ります。


「ミサリー?どうしたの、そんな闘志を燃やしたような目で見て」


「なんでもありません!」

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