伊是名夏子氏は何故炎上したのか・「反論文です。(^^)」を読んだ感想

作者：福山はさまる

僕のGWの貴重な時間を返してください。

　何も知らない人のために簡単に事の経緯の説明を、

　と思ったけど面倒なので知らない人は調べてください。

　yahooニュース

　https://news.yahoo.co.jp/articles/69496924fcf1db5aeeaea615118ef20184f80a24

　炎上した原因ですが、僕が思うにやり方がまずかったように思います。

　結局伊是名氏のやりたかったことは昨今の炎上商法と似たようなもので、自身が批判の的になる代わりに世間に障害者への意識を持ってもらうという、ある種人身御供的なものだと思いますが、過激すぎたのかなぁと。

　まぁある程度知名度が存在する健常者が無人駅に行って、重たい機材運んでもらえなくてブログで「乗車拒否されました」なんてブログ書いたら炎上しますよね。

　炎上している内容は伊是名氏の行いに対するものなので、伊是名氏が障害者であることはあまり関係がないと思ってます。

　あと叩いてる人の中に「駅員に対する感謝が～」と狂ったbotのように感謝を求めてる人もいました。

　これについてですが、人って他人から手助けしてもらったら感謝しないといけないと分かっているんですが、ずっと続くと一々面倒だったり恥ずかしかったりで、言葉に出していう人は今は本当に少ないです。

　外食に行ってウェイトレス一人一人に「ありがとう」っていう人なんていないと思います。極論ですが。

　伊是名氏も現場では運んでもらった後にありがとうぐらいは言ってると思います。書かれてないですが。

　ブログという不特定多数のひとが見る場所では、ポーズでもいいので駅員および介助にかかわった人に対する感謝の意をほんの少しでも書いておけば、少なくとも今よりは炎上しなかったと思うんですよね。

　総じて、やり方が下手だったと思います。

　良い方向より悪い方向の方が最近は注目が集まりやすいと判断して、炎上商法擬きに手を出し問題提起するまでは良かったんですが、過去の行いや本人の言動が相まって、「障害者へのバリアフリー」に意識が波及するところを伊是名氏個人への批判で終わってるような感じです。

　※過去の行い

　https://is.gd/LIoAym

　https://is.gd/B6Frlm

　もう少し尖らせず丸く、しかしあの過激な内容だからこそ注目されたとも言えます。

　注目された後、直ぐにJRに対して謝罪などをすれば良かったんではないかと思います。(終)

　本文の内容はこれで終わりです。

　以下雑談。　

　というかね。

　障害者だろうが健常者だろうが、僕自身に何の被害も影響もないので所詮は他人ごとな訳で。

　正直どうでもいいと言えばどうでもいいレベルなんですよ。

　上に書いた夏子氏への見解の浅さがそれを物語ってると思います。

　では何故このエッセイを書こうと思ったかというと。

　昨日、偶々日間エッセイのランキングを見てみると、1位に障害者問題について扱った文章が来ていました。

　読んで、こういう考え方もあるんだな～、と思っていると、

　何やら下の方に「反論文です」と書かれた謎のエッセイが僕の目の中に飛び込んできました。

　僕は何やら面白そうな気配を感じ、期待しながら開きました。

　結論から言うと、ダメでした。

　まず読みづらい。

　2,3行書いては1行空ける、日間総合のクソファンタジーで見られるような、謎の行間システムを採用してました。読者に優しくない、古典文学のような厳しさを持っています。

　次に作者の主張が理路整然としていません。

　殆ど文章を書かない僕が言うのもなんですが、あれは他人に読ませる気があるのかどうかを疑うレベルです。

　何が主張でどれが根拠でこれがどの具体例なのかが分かり辛いです。

　そもそも反論文なら引用してもらえれば、ここの部分は元のこの文章に対する反論なんだなと分かりますが、それもない。google翻訳の再翻訳にでもかけたんですかね。

　平仮名を漢字に変換していなかったり、読点句点が抜けていたり、疑問符の後にスペースがなかったりするのはまだマシです。

　恐らく読み返してないんだと思いますが、僕も偶にやるので強くは言えません。

　あとやたら主語が大きかったです。個人の意見であるのに大衆の総意であるかのような書き方が随所に見られました。

　エッセイに日記を書いた！、と言って勝手に怒ってますし、なんかTwitterやってないらしいですし……。

　そもそも反論文と言ってるのに、書いてある根拠は殆ど主観的なもので、データを持ち出したりする訳でもありませんでした。反論というよりは、5chのレスバトルと同レベルです。

　しかも恐ろしいことに、あの筆者は主題となる事件や反論相手について詳しく調べず、且そのことを見事に正当化しているのです。

　意見自体に優劣など付けようもないですが、彼(彼女)はどうやら、資格も持っており障害者体験もした自分の方が優れた意見であると錯覚しているようです。

　「あなたの言うことは綺麗事で、本質をみえていない。」

　凄まじいブーメランです。

　挙句の果てに、障害者で迷惑をかける人より健常者の犯罪者の方が多い、という見事な論点ずらしを決行します。呆れて言葉も出ませんでした。

　書いてる内にイラついてきて語気が強くなりました。

　こんなことをしている時点で僕も彼(彼女)と同レベルです。

　性差や障害者の話題で特に、こういう初等教育を受けてきたのか分からないような人たちが多いように感じます。

　今まで、お母さん食堂や伊是名氏の炎上など、どう見ても炎上しているのに謎の支持層が一定数いることを不思議に思い、誰が賛同しているのか疑問だったのですが、それが解消されました。

　恐らく彼(彼女)とはまともな会話が出来ないと思います。感想に対する返信も何を言っているか分かりませんでした。恐らく日本語の文法ではないんだと思います。

　貴様の意見が云々言う前に、人が読めるような文章を書くトレーニングをした方がいいと思いました。

「反論文」のあとがきには日々会う障害者の方や近隣の鉄道事情について書かれていました。

ゾッとしました。

この恐ろしい悪魔のような文章を書いた人が、ちゃんとした人であること。

温厚な人間の皮を持っており、同じような人たちが日常のあちこちにいることを考えると、とても恐ろしくなりました。

いやー怖いっすね。