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この連載作品は未完結のまま約3年以上の間、更新されていません。
今後、次話投稿されない可能性が極めて高いです。予めご了承下さい。

あやざくら海咲ノ譚(アヤザクラかいばらのタン)

作者:藤泉都理
 月流(つきながれ)、星流(ほしながれ)、雲流(くもながれ)、衣流(ころもながれ)、文流(ふみながれ)の五つの道(どう)で成り立っている、水桜(すいおう)国。

 国の名前の由来ともなっている国中にあまねく存在している不思議な桜は、年中咲き誇り、散ることはない。白に近い紅色の花びらは水でできているが、掴めば雫となって消えるのではなく、姿かたちを保ったまま掴む事ができるので、この国の者はよく口にする。花びら一枚で十分。仄かな酸味と甘みが浸透して、身体を癒す。
 この国で唯一無二と言っていい存在はこの桜の他にもある。ゆいしゃもその一つ。勇者ではなく、ゆいしゃ。念の為。職業名である。
 ゆいしゃとは、生物に溜まった毒を抜き取り、その毒が薬となる生物へと届け、国中を旅し続けるもの。毒を抜き取る、とはいっても、刃の物などの鋭利な物は使わない為、身体を傷つけない。
 ゆいしゃが手をかざせば、抜き取れる。
 そして鬼もまたこの国の唯一の生物であった。この国での鬼の定義は、毒を持つ生物そのものを喰らう生物。何ものもを傷つけんとする角と牙を持つ、それはそれは恐ろしい姿かたちをしているらしい。
 らしい、というのは、鬼を実際に見た人が居ないからだ。
 では何故、鬼が実在していると広まり、また、認知されているのかといえば、国が公言しているからである。

 ゆいしゃである一人の少女、玖麦は、外見上は人間に変化した狐、しかし本人は鬼と名乗る翠に出会う。花嫁を探す翠に付き合う羽目になってしまった玖麦であったが!?

第17回角川ビーンズ小説大賞一次予選した作品を改訂して掲載していきます。
『文芸webサーチ』『幻想検索』に登録しているHP『tori』と『カクヨム』で同時更新中。

2022/3/31. 1巻 あさぼらけ篇「27 石膏」を公開。
1巻 あさぼらけ篇完結しました。

設定を一部変更(「1 若草」内)しました。

【人間を含む動植物共に毒が溜まり、一定量(植物の保有する毒の一定量は動物よりも多い)を超えれば病に罹るが、毒が必ずしも悪かと言えばそうではない。
 毒は身体に必要なものでもあるので、必要最低限の毒が不足していたら足したり(滅多にない)、逆に一定量を超えても抜き取ることができず毒で相殺するしかない毒もあったりする】(変更後)
補足 登場人物
本編 1巻 あさぼらけ篇
1 若草
2018/06/16 23:52
2 桔梗
2019/04/13 00:06
3 似紫
2019/04/13 00:08
4 一斤染
2019/09/22 22:11
5 茜
2019/09/30 17:38
6 ひわ
2020/01/17 12:36
7 鳥の子
2020/03/19 12:57
8 緑青
2020/03/20 15:19
9 蘇芳
2020/03/22 23:48
10 錆浅葱
2020/03/23 19:39
11 藤
2020/03/31 23:21
12 涅
2020/05/01 17:16
13 紅緋
2020/05/10 22:16
14 甕覗き
2020/05/19 13:32
15 鉄紺
2020/05/19 16:21
16 薔薇
2020/10/16 22:41
17 蒼
2020/10/21 17:21
18 紫紺
2021/07/31 00:12
19 渋紙
2021/08/01 00:22
20 鶸茶
2021/08/01 15:12
21 練
2021/08/05 17:53
22 青鈍
2021/08/06 00:15
23 牡丹
2021/08/06 23:09
24 青竹
2021/10/09 19:19
25 消炭
2022/03/28 22:34
26 毒
2022/03/30 23:05
27 石膏
2022/03/31 17:17
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