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13.Going On

 目覚まし時計の音に瞼をこすりながらゆっくりと目を開けると、カーテンの隙間から溢れた光が柔らかく部屋を照らしていた。小鳥のさえずりに乗って、どこかで子供たちが騒ぐ声が聞こえる。


 清々しい目覚めだった。目覚ましを止め、体をほぐすためにぐぐっと伸びをする。


 カーテンを勢い良く開くと、窓の外には抜けるような青空が広がっていた。今日は日曜日、絶好の大会日和だ。


 土曜日を丸一日寝続けて回復に努めたおかげか、体調は万全とは言えないまでも十分に回復していた。病は気からというのは案外事実なのかもしれないな。


 体調を崩したおかげ……と言ってはなんだけど、有り余る時間を使って自分の気持ちと向き合い、本当はどうしたいのか知ることができた。そう考えると意外と悪くない気がしてくる。これはきっと自分に必要な時間だったんだろう。


 それまでのもやもやとした気分は晴れ、澄み切った心境で今日を迎えることが出来た。あとはやるべきことをやるだけだ。


 オレは一つの作戦を立てた。といっても作戦と言えるほど上等なものじゃない。先日途中でおあずけとなった5本勝負、あれを使う。もちろん幾つかの問題はあるけれど――


 脱いだパジャマと下着を椅子の上に置くと、オレは新しい下着を手に取った。


 今日の下着は白地にピンクの刺繍がされた、フリルいっぱいデザイン重視の上下セット。これならアイツもかわいいって言ってくれるはず、なんて考えて慌ててぶんぶんと首を振る。いくらなんでも先走りすぎだオレ。


 お気に入りの水色のワンピースの上に白のカーディガンを羽織る。黒のニーハイをずれないようにノリで止める。フェミニンなコーデをバッチリ決め、ちょっと熱くなった頬を軽くはたいて気合を入れる。


 ショルダーバッグの荷物を確認して肩にかけ部屋を出る。天窓から入った日差しが眩しくて目を細めていると、隣の部屋のドアが開くのが見えた。姿を見せたのは、いつもとは違う印象を与えるすっぴんの姉。


 こうして見ると、姉妹なんだなって思う。意外なほど印象が似ていて驚く。瓜二つとまではいかないし、当然オレのほうがかわいいんだけど。……まあ、自惚れはここまでにしておこう。


「あんたを待ってたの」


 そう言うと姉はオレの前まで来ると、まじまじと顔を覗き込む。


「ふうん。ちょっとは見れる顔になったじゃん。で、手助けは欲しい?」


 微笑んで、口紅を見せながらそう提案してくる姉に、オレは一度だけ時間を確認して頷いた。


 以前と同じように、姉の部屋のガラステーブルの前に座る。姉が手慣れた手つきで化粧道具を並べてゆくのを見ながら目を閉じて、今日これからのことを考える。


 やるべきことは単純だ。先日から続いている5本勝負の5本目に勝ち、その勢いで告白する。勝った側は負けた側になんでも1つだけ命令できるルールなのだから、卑怯かもしれないけど最大限利用させてもらう。


 もっとも、命令といっても強制力があるわけじゃない。言うなれば、お願いが一番近いだろうか。それに、あまり無茶なことは言わないという暗黙のルールもある。だからオレとつきあってくれ、なんて命令をする気は無い。きちんと話を聞いて貰えれば、それで十分。


 それでも勢いというのは大事だ。オレみたいなチキンが、シラフで告白なんて出来るわけがないんだから。逃げたくても逃げられない状況に自分を追い込んで行くくらいでちょうどいいはずだ。


 具体的にどう追い込んで行くかは正直ぜんぜん考えていない。出たとこ勝負になってしまうのは仕方のないことだろう。時間は有限だし、考えることは他にもたくさんあったんだから。


 今日の大会は早稲田式のタッグトーナメントだ。そのままだと大会でアイツと戦うことは出来ない。だから叔父と交渉して、ルールを1つ追加してもらった。……おかげで今度メイド服着て1日店員やる羽目になってしまったけど、出禁ポイントはリセットしてくれるってことなんでまだマシ……だと思いたい。


 負けたときどうするかは考えていない。アイツがどんなことを命令してくるかはわからないけど、高度の柔軟性を維持しつつ臨機応変に対応するしかない。この言葉自体がザ・無能ことフォーク准将の言葉だし、フラグにしかなってない気がするけど、考えるだけ無駄ってものだ。


 気を取り直しておさらいすると、勝負に勝って、話を聞いて貰って、そこで告白する。実にシンプルでわかりやすい。ノーチャレンジノーチャンス。ならばチャレンジするだけだ。よし、調子戻ってきた。


「終わったよ」


 その言葉とともに姉の手が頬から離れ、オレを現実へと引き戻した。


 きちんとした化粧をしてもらうのははじめてだ。自分がどう化けるのか、気にならないと言えば嘘になる。それに、何でもそつなくこなす姉の手によるものだ。少しは期待してもいいのかもしれない。


 意を決して目を開く。


 ……言葉が出なかった。鏡の中に見たこともないレベルの美少女が居た。


 ほんのちょっと凛々しめだった眉は緩やかに整えられ、キツさを全く感じさせなくなっていた。やもすれば病的なくらい白かった肌も薄く色づき、チークで微かにピンク色に染められた頬が健康的な印象を与えている。瑞々しく輝く唇は、まるで吸い込まれそうなくらい。


「……すごい」


 ようやく絞り出した言葉はたったこれだけ。でも、そうとしか言えなかった。これは最高の援護射撃だ。


「いい顔になってるよ。わかったんでしょ、自分の気持ち」

「……ずいぶん遠回りしちゃったけど」


 途方もなく遠回りした気がする。自分の気持ちから、どれだけ逃げ続けていたんだろう。どれだけ目を背け続けていたんだろう。それでもやっと気がつくことができた。だから後は前に進むだけ。


「落としてきちゃいなさい。今日のアンタは無敵よ」


 姉の言葉に頷き返して、オレはバッグを手に立ち上がる。


 決戦は、もうすぐだ。





 いつものように分厚いガラス扉に体重をかけて開くと、店内から流れ出た冷房の効いた空気が、少し汗ばんだ肌を冷やしてくれた。


 来る途中でお腹が鳴って、何も食べていないことに気がついた。ヴィダーでチャージしたけれど、これで夜まで持つんだろうか。


 ちらりと時計を見ると、今は大会開始の10分前。ちょうどいい時間に到着したみたい。


 ほっと一息つくと、そこで異様な注目を集めていることに気がついた。


 そりゃそうだろう。これで麦わら帽子でも追加すれば一体どこの避暑地のお嬢様だって感じだし、かなり場違いな格好をしている。でも当然ながらここに涼みに来たわけじゃない。もちろんクーラーは無いと困るけど。


 ビデオゲームコーナー入り口のカウンター近くに立ち、あたりを見渡す。


 ……居た。


 来ると信じていた。いや、確信と言ってもいい。アイツは約束を違えるようなヤツじゃない。それにアイツの性格上お店に迷惑がかかるようなことはしない。キャンセルになっていなかった以上来るはずだって。


 それでも、不安だったのは事実だ。穴だらけの作戦も、アイツが来なきゃ始まらないんだから。


「……響ちゃん、なんかすごいおめかししてるけど、どうしたの?」


 声をかけてきた叔父に会釈だけして、オレは目的の人物に近づいてゆく。一歩、また一歩、店内を埋める人混みをすり抜けて。


 そして、オレは和人の前に立った。


 ――ああ、やっぱりオレ、コイツのことが好きだ。


 本当に何で今まで気が付かなかったんだろう。気がついていないフリをし続けていたんだろう。でも後悔は後回しだ。今日はそんなことのために来たんじゃない。


 目の前に立つオレに、和人は少し驚いたような顔をして、それから困ったように苦笑いをした。


 正直に言えば少し怖かった。話しかけようとすると、目も合わせずに逃げるようにして立ち去ってしまう、そんなここ一週間の様子が思い出されてしまって。


「……なんか、久しぶりだな」

「……うん」


 八日ぶりに交わす言葉。言いたいことも聞きたいことも沢山あった。それなのに言葉が出てこなかった。


 コイツの右隣にそっと寄り添う。()れそうで、()れない、いつもの定位置。心臓は落ち着きをなくしたようにドキドキと早鐘を打ってる。何を喋ればいいかわからない。きっとそれはコイツも同じ。


 そのまま時間だけが流れる。不思議と居心地は悪くなかった。隣を見ればコイツが居る、それだけでたまらなく嬉して。


 時計を見上げると午後2時になろうとしていた。そろそろ開始の時間だ。スタッフ用カウンターにマイクを持った一人のプレイヤーが姿を見せ、店長である叔父と二言三言言葉を交わした。そして彼はそのままマイクの電源を入れた。一瞬だけハウリング。それを合図に店内のざわめきが収まってゆく。


 たっぷりと時間を置いて、店内か十分静まってから、彼は喋りだした。


『えー、本日はお集まり頂きありがとうございます。6月16日、日曜日、第12回ストリートファイターV大会、始めていきましょう! 実況はわたしくTAICHIが務めさせて頂きます』


 マイク片手に司会進行しているTAICHIは常連の大学生だ。完全にDAICHIさんリスペクト。ハンドルネームもまさにそれ。まあ本名が太一だし、さもありなんといったところか。ちなみに出禁ポイントを10ポイント溜めて、メイド服でご奉仕させられてた例のヤツでもある。


『本日の試合の様子も、録画してお店の宣伝も兼ねて、動画サイトにアップロードされる予定です。プレイヤーの皆様におかれましてはご了承頂けますようお願い致します』


 ゲームセンターに人を呼ぶという意味で、これほど重要なことは無いと思う。動画を見て、参加してみたいと思ってもらえれば最高だ。プレイヤーとしても自分のプレイが動画に残るというのは単純に嬉しいし。


『本日はタッグ戦となっております。タッグとしては第4回目となります。参加チームは15チーム。なのでシードが1つありま……え? 店長と中村さんがチームで出る? えー、シード消えました!』


 先日知り合った新人女性店員の中村さんが、自分を指差してきょとんとしている。完全に事前相談無しだよねこれ。多分こういう催しには初参加だと思うし、楽しんでくれるといいんだけど。


『本日のルールは早稲田式となります。先鋒次鋒がそれぞれ戦って、2-0ならそこで勝負あり。1-1なら代表者戦で勝敗を決める形です。代表者ですが、このお店では毎試合任意のプレイヤーを出して貰う形でやってますが、今日は特別ルールでやります』


 ざわめきが広がる。いつもと違う、ちょっとしたサプライズ。


『0回戦として、まずチームメイト同士で戦ってもらいます。勝った人が今日の代表者となります。そして勝った人にはランキングバトルのポイントが2ポイント加算されますので、ガチでチームメイトを殺しにいってください!』


 これが追加してもらったルール。0回戦、それが決戦の場だ。





『0回戦第一試合の呼び出しです。チーム『二人は不利キャラ』のクロシェさん、よっちゃんさん。闘劇のクロダはやおチームかよ! つうか野試合やってんじゃねーよ! 試合だ試合!』


 今日もいつもどおりTAICHIの怒号が店内に響き渡る。基本的に格ゲー勢は幼稚園児みたいなもの(偏見)なので、目を離すとフリーダムに遊び始めるのだ。


 園長先生は大変だ。でもこれ、するなよ? 絶対するなよ? っていうフリみたいなものに聞こえてくるんだよな。怒鳴ってるけど怒ってないし。


『えー、飛ばします。先にチーム『わたしも同行する』の花京院さん、DIOさん。いる? そしたら座って始めちゃってください。チーム内格付け戦です! 全力でわからせにいってください!』


 ……二人ともJOJO好きなんだろうけど、同じチームだと違和感しかないな。花京院死にそう。


 開始された試合に目を向けると、ラシードとアビゲイルの対戦だった。共にトップTierに入る強キャラだ。アビゲイルはシーズン3、通称アーケードエディションで、もはや別物というくらいに強化されて一気にトップの仲間入りをはたしている。研究が進んだ今でもまだ対策しきれないところが多い。ラシードはシーズン2からただ強かった。


 コーリンなんかは表裏の択が通るうちは強かったけど、対策されてしまって、わかってる人相手には中堅キャラになってしまった感がある。ただ、わかってない人にはめっぽう強いんだよな。わからん殺しはこれだから。


 ……さて、あと10分もすれば自分たちの試合の順番がやってくる。出来れば勝ちたいけれど、もうここまで来たら勝とうが負けようが変わらない気がしてきた。最終的に自分のこの気持ちを伝えられればいいんだから。


 覚悟は出来ているのだろうか。わからない。小さく震える手をぎゅっと手を握りしめる。大丈夫、これは武者震いだ。だから大丈夫。


 いつの間にか、ラシードの勝利で試合は終わっていた。死亡フラグを回避したのか、どうやら花京院さんが勝ったようだ。実況が次の試合の呼び出しをしている。


 目を閉じて深呼吸。いつまでも早鐘を打ち続ける心臓に、落ち着けと言い聞かせるように胸に手を当てる。こんなに緊張したのは生まれてはじめてかもしれない。


 一体何に緊張しているんだ? 次の試合か? それともその後のことか? そう考えて苦笑する。どっちにしろ緊張する要素しかなかったんだから。でも、今さら緊張していても仕方ないのは確かだ。


 はたして次の勝負はいったい何度目の勝負になるんだろう。隣に立つ和人の横顔をちらりと盗み見る。……気付かれていないよな? なんとなく気恥ずかしくてそわそわしてしまう。緊張の一番の原因が隣に居るのは盲点だった。


 ――思えば、コイツとはどんなことでも競い合っていた気がする。それこそ数え切れないくらいに。


 子供の頃は、50メートル走や走り幅跳びといった運動、それから身長なんかも比べあった。家の柱につけられた傷はその頃の名残りだ。


 いつからか始めた、勝った側が負けた側に一つ命令出来るというルールは、アクセントとしていい緊張感を持たせてくれた。といっても、おやつを1口差し出すとかその程度のかわいいものだったけど。


 中学に上がってから……つまりオレが女になってからは、そういうものでは競うことが出来なくなった。鍛えてどうにかなる問題でもなかった。残念なことにこの体はひよわだった。


 それからは学校の成績やゲームで競うようになった。中間テストや期末テストから5教科ランダムに選んで勝負したり、レースゲームで5コース使って勝負したり。単発勝負だったのが5本勝負になったのはこの頃だった気がする。


 そんな常日頃から勝負してきたオレたちが、格闘ゲームにのめりこんでいったのは自然な話だった。スパ4を入り口に、ギルティ、メルブラ、KoF、餓狼、ブレイブルー、北斗、スパ2Xに3rd……よくまあここまで手を出したものだと思う。


 コイツとの勝負は楽しかった。勉強でもゲームでも、努力した理由はコイツに勝ちたかったからだ。きっと一人ではここまで続けられなかった。勉強もゲームもどこかで投げ出していただろう。


 オレはどれだけコイツに助けられて来たんだろう。学校への送り迎えもそうだし、この病気になったときに支えてくれたのもコイツだ。嫌がらせから、オレに隠れて守ってくれたことも知っている。望めばいつだって話相手になってくれた。コイツに友達が少ないのは、きっとオレのせい。考えてみればいつだってオレのことを優先してくれていた。


 これで好きにならないなんてこと、あるはずがない。


 家がすぐ近くで、生まれた時から幼馴染ってこれなんてエロゲだよと思ったことがあったっけ。なんのことはない。もうとっくにオレはコイツに攻略されていたんだ。


 隣にいるコイツ。コイツはセンパイのことが好きなんだろうか? ……いや、考えるまでもない。たとえそうだとしてもオレは――。


『0回戦第四試合の呼び出しです。チーム朋友(パンヤオ)のハーモニーさん、かずとんさん。いるかな?』


 ……呼び出しだ。オレと和人は手を上げてアピールする。


 朋友は広東語で友達を意味する言葉だ。深い意味があってつけた名前じゃないし、なんでこんなチーム名にしたのかも覚えていない。


 たしかに、オレとコイツは友達だ。親友だと思ってる。でも今日は、その関係を変えにきた。だからこのチーム名とは今日でさよならだ。


 筐体前まで移動して、1P2Pを決めるためにメダルを使ってコイントスをする。大きく弾いたメダルが空中を舞う間に和人は裏を指定。そして受け止めようとしたメダルはオレの手の甲を弾いて床に転がり、表を上にして止まった。


「えっと……これは勝ちでいいのかな?」

「……表だからな」


 そんな会話をして、そんな様子がおかしくて小さく吹き出してしまう。格好付かなかったけど、おかげでいい具合に緊張がほぐれた気がする。コイントスが下手でよかった、なんて考えたりして。


「……なんだ?」

「ううん。なんでもない。勝ったんで1P貰うね」


 自分の統計上、ほんの少しだけ勝率が良い1P側を選択する。その差は約1%。小さく見えるけど、とても大きな1%だ。だってそれは血の滲むような努力をしても届かなかった1%かも知れないんだから。


「和人」


 2P側に回ろうとするアイツの背中に声をかける。


「これが5本目だよ」

「……おう」


 右手を上げて応えるアイツを見送って、オレは鞄から薄手の白い手袋を取り出した。ゆっくりと儀式のように、右手、左手の順に手袋をつけてゆく。


 大きく息を吸って、吐く。震えは無い。気負いは……無いといえば嘘になる。ここ一週間全くトレモも対戦もしてないし、コンディションも万全とは言い難い。


 それでも。


 いい戦いが出来そうだ。そんな予感がした。

 世紀末武闘会でDAICHIさんの声を聞いたらが我慢出来なくなった。後悔はしていない。


 何度も言いますが、スト5AEは現実世界のアーケードでは稼働しておりません。アーケードエディションとは何だったのか。

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