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好きと言えるのなら  作者: まる
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出会い

『うええい学校おーわり!ゲーセンいこーぜ!』

『マジ疲れたぁ。ドーナッツ食べに行こっ!』

HRが終わるとクラスの人達は教室を出て帰ろうとしていた。

桜泉(さな)は話しかけられることもなく陰口を言われて終わった。


『ねぇ!ねぇねぇ!君!』

後ろから声がして振り返ると先ほどの目を輝かせていた男の子が桜泉に話しかけていた。

桜泉は慌ててノートとペンを取り出すとノートに『なんですか?』と書いて彼に見せた。


『なんか、俺さお前と…友達になりたい。お前を見たらなんか力もらった。』

彼は少し恥ずかしそうに頬をかいた。

桜泉は嬉しくてノートに『ありがとう!今日から友達』

桜泉はノートを見せると同時に手を出した。

『おう!友達!』

彼は手を握り返した。


帰りは彼と帰ることになった。

『名前はなんていうの?』

桜泉はノートに書いて見せた。

『ん?あ、言い忘れてたわw 俺の名前は角北(かどきた) 晴也(はるや)!バスケ部に所属してまーす』

晴也は二ヒッと笑った。

『あ、桜泉(さな)…だっけ?俺のこと晴也って呼んで!俺は桜泉って呼ぶから』

『わかった。』

桜泉はノートに書いて見せると笑った。

『桜泉はさ、手話とかできんの?俺、やってみたいんだけど難しそう…』

晴也は手を適当に手話っぽくやって見せた。

桜泉は笑うとノートに

『確かに大変だったけど、覚えちゃえばスラスラだよ!』

と書いて見せると手話をやって見せた。

『すっげ!!!今のはなんて伝えたんだ?』

『私は、晴也と、友達』

桜泉はノートを見せるともう1回ゆっくりやって見せた。

『おおお!なぁ、俺に手話教えてくんね?手話で桜泉と話したい!』

桜泉はビックリすると笑顔で頷いた。

『やった!俺、教えてもらったものは家でも練習したいから手話の本買う!その本見てさ、教えてください』

桜泉はビックリするとすぐに笑顔でまた頷いた。

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