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住宅展示場へ

この物語は家創りを始めたごく一般の家族を真面目に、時にはコミカルに描いたものです。あくまでもフィクションであり登場人物も架空の人物で書かれてあります。どうぞ楽しくお読みください。それでは、はじまりです。


主人公  夫 剛 33歳 製造業 内勤 妻 亜紀子 30歳 専業主婦 


     長男 勇太 5歳 長女 望み 3歳  


タイトル 住宅展示場へ


剛一家は結婚して7年目の正月を迎えた。家族円満で誰もが羨むそんな一家だった。

例年のように剛は勇太に起こされた。子供にとって元旦は特別な日でもないようだ。

勇太にとってはパパの休みの日ぐらいにしか思っていないようだった。

剛一家は現在60㎡の賃貸マンションに住んでいて、子供が小さいため和室にざこ寝している。

長女の望みはまだ熟睡している。

妻の亜紀子はお雑煮、御節の準備に追われているごくごく普通の家族の正月だった。

朝食を終え、例年のようにお正月のテレビを見ていると、これまた例年通りカメラとカレーのコマーシャルを見た。

これも例年通りと思うが、(以前まであんまり気にならなかった)ハウスメーカーの展示場のコマーシャルを見た。

子供も大きくなり、60㎡に狭さを感じていた剛が、亜紀子にささやいた。

「家が欲しいな」。間髪要れずに亜紀子から「今から住宅展示場に行こうよ」と返事が返ってきた。

専業主婦で子育てに奮闘する亜紀子、家に一番長くいる亜紀子にとって、マイホームは夢だったのだろう。

こうして、初詣もすることなく住宅展示場に出かけた。




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