01.吐く場所がないので書くだけになる
今手元にはこち亀の最終話が載ったジャンプがある。
仔猫が好き放題に暴れて、色々な場所が荒らされたついでに片付けなんかをしている中で発掘されたものだ。
週刊少年ジャンプ2016年10月3日号のナンバー42。約10年前なのでそこまで古くもなく、記念的な号なので所持している人は多いと思う。10年前をそこまで昔と思えていないところが「こいつ年寄りだな」と感じていただけるかもしれない。
こち亀が巻頭と修正後の1話、ワンピースはサンジの実家(839話)、ヒロアカがまだ108話、火ノ丸相撲とハイキューと斉木楠雄とワートリと銀魂と左門くんと磯部兵がやってるし、約ネバは7話目でまだママと駆け引きしてて鬼滅は30話目でまだ蜘蛛とやりあっていて、どちらも雑誌後半の掲載。あとブラクロとトリコとソーマと、背すじをピンととラブラッシュと田中(※なろう作品の田中の関連ではない)もある。
なろうを読んでいる人、というよりなろうのこんなものまで読んでいるような人なら説明が不要であろうが、こち亀というのは「こちら葛飾区亀有公園前派出所」という週刊少年ジャンプで40年間休載無しで連載していた日本漫画史に残る偉大な存在である。僕がまだ小学6年生の際の教師がこち亀のことを何か語っていたのを覚えているが、それはまだ20年を過ぎた辺りのことでしかなかったわけだ。
僕は以前のエッセイを10年かかって100本終わらせた。僕みたいなものが尊敬していてなおかつご存命中の、唯一の作家が1年かからず書く程度だ。日頃からの観察眼や洞察力というものの違いを理解らせられた気分でもある。
こち亀は40年、毎週だ。しかも週刊少年ジャンプという日本で一番のエンタメ激戦区でそれを成し遂げた。終盤について何かをとやかく語る人たちもいるが、ジャンプ読者を30年以上やっている僕には、まあその、なんだ、やめておこう。
何が書きたいか、というとよくわからないのであるけれど、何かどこかで愚痴のように書かずにはいられないというのが僕の悪いところ。右京さん風に言うと。
昔いつか書いたとも思うけれど、愚痴というのはこぼしても何も解決や打開策に繋がらない無意味なものであって、僕は基本的に愚痴を言わないということを信念に生きてきている。その反動なのか、どうしても愚痴を吐きたいのに我慢しているのが抑えきれずに、酒を飲んでいるとこうして無駄で無意味なことを書き残してしまうようになった。ほんと止めたほうがいいのは理解している。
そんな理由でまたこうしてエッセイとして何かを書き残そうとしているわけである。
前作を書き始めたときと10年も違うし、他の作品を書いて読者の関心を惹いているわけでもなく、極稀に更新した直後の一覧に載っていたら誰かがクリックをして読まずに閉じていくような、そんなエッセイを書いていくことになるんだろうなと思っている。
まあ、1本目がこれでは、僕であっても「こいつ次はどんな話題で書く気だ?」とはならないのだが。




